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PUSHIM

ダンスホール・レゲエシーンで注目を浴び、その実力でレゲエのみならずソウル、ジャズ、ゴスペルなども歌いこなす女性シンガー。その歌声はパワー、鋭さを持ち合わせ、その歌唱力、表現力には特筆すべきものがある。95年から大阪を拠点に活動を始め、ソウルフルな歌いまわしで、着実にその人気と共に名を広めてゆく。97年にレゲエ・コンピレーション・アルバムに収録の「SOULFULL DANCE」(Fire BallのCHOZEN LEEとのコンビネーション)で一躍脚光を浴びる。同年レゲエの本場ジャマイカに渡り、ジャマイカNo.1の人気を誇るサウンド・システム“STONE LOVE”において、日本人として初めて彼女のダブ・プレート(レゲエのサウンド・システムが所有する一点物レコード)が、ジャマイカのアーティスト達と肩を並べてダンスホールでプレイされる。これは国際的にも彼女の歌唱力が認められた証明といえる。その後、98年にMOOMINの1stアルバムに参加、99年には12インチシングル「Dancehall Checker」にてZEEBRA、YOU THE ROCK★、TWIGYらと競演。この客演は、各方面から高い評価を得る。98年12月、NYにてFugees(ローリン・ヒル、ワイクリフ・ジョンがメンバーの人気ヒップホップ・グループ)のバックバンドRefugee Camp Bandとセッションを行ったキャロル・キングのカヴァー「It's Too Late」を表題曲としたアナログ盤をリリースし、即完売。そして99年6月デビューマキシシングル「BRAND NEW DAY」をリリース。各方面より大絶賛を浴びる。2000年3月に1stアルバム「say Greeting」、10月にはNYヒップホップシーンのトップ・プロデューサーDJ PREMIER(人気ヒップホップ・グループ、ギャング・スターの一員)と共演した「SET ME FREE」をリリース。2001年7月にはバラエティ豊かなレゲエを収録した2ndアルバム「COLORS」をリリース。1st&2ndアルバムはロングセールスを記録し、それぞれ10万枚を越える実績を残す。さらに2001年12月リリース、MOOMIN、RYO the SKYWALKER、Rhymester、DABOらが参加したワンウェイ・ダンスホール・レゲエ・コンピレーション・アルバム「Music Is Mystic」をプロデュース。2002年4月にはPanasonicテレビ「タウ」CFソング「Only You」を収録したR&B〜Jazzyなミニアルバム「Pak's Groove」をリリース。同年8月に代々木第一体育館で行われた1万人を越える動員があった「Live2000+2」などでレゲエ・リスナーだけではないリスナーをも魅了させる。同月マキシシングル「FOREVER」をリリースし、これがヒットシングルとなる。2003年3月に3rdアルバム「Pieces」をリリース。オリコン・アルバムチャート初登場でベスト10入りし、過去最大のセールスを更新している。2003年7月には、本場ジャマイカでの世界最大のレゲエ・フェス「SUN FES 2003」(デスティニーズ・チャイルドやショーン・ポールらが出演)に出演。2004年8月には、最高傑作の呼び声高い4thアルバム「QUEENDOM」をリリース。前作を上回るオリコン・アルバムチャート初登場6位を記録。そのずば抜けた歌唱力・表現力は、現在のシーンの中でもONE&ONLYな存在感を放ち、ジャンルにとらわれない彼女独自の音楽活動は、大きな注目を集め続けていると同時に、ジャパニーズ・レゲエ・シーンNo.1シンガーの座を確固たるものとしている。