毎回ニュースアワードを出す時に、クラブの閉店が上位に来てしまう。クラベリアで紹介したものの中でもeleven、LOOP、WAREHOUSE 702などの記事が特に注目を集めていた。無くなるとなると、そこで生まれた思い出がとめどなく溢れてきて、それほどクラブという場所の持つパワーを再認識させられる。クラベリアでは、主にパーティーやフェスの記事を中心に扱ったが、音楽シーンに限らず大きなトピックスだったは、三宅洋平氏の参議院選挙への立候補だろう。彼の行った「選挙フェス」や、その光景の動画などで、今まで政治に興味を持てなかった人も政治へ参加をするきっかけを作ってくれた出来事だった。昨年は、どんなニュースがclubberiaの読者を騒がせたのか?もう1度振り返ってみてほしい。

"LOOP"が閉店



17年間にわたり毎週のように豪華DJ陣が出演してきたハウスミュージックを中心とする老舗箱"LOOP"が、1月26日(土)の営業をもって閉店した。閉店の理由は、入居しているビルの老朽化による建替えが決定したためだった。なお、現在は渋谷"0 - ZERO -"として再オープンし人気のベニューの1つになっている。

NIXONから新しく発売されたポータブルワイヤレススピーカー「THE BLASTER」特集を公開


NIXONから新しく発売されたポータブルワイヤレススピーカー「THE BLASTER」特集のアナウンス。特集内では、編集部オススメのポイントや、ブランドとも親交があり2013年はアルバム『JapOneEra』をリリースしたのDJ BAKUのレビュー、BLUETOOTHでの接続方法、その他オススメ商品などを紹介した。

「渚音楽祭 東京 2013」が6月に"味の素スタジアム前"にて開催決定


都市型フェスの走りである「渚音楽祭」。2012年は、金環日食に合わせ新木場"ageHa/Studi Coast"にて開催されたが、2013年は、6月29日(土)に、"味の素スタジアム前"に会場を移し開催することになり、その新たなロケーションで話題を呼んだ。ヘッドライナーにOrbitalのPhil Hartnollを迎え、Astral Projection、YOJI、Banco de Gaiaなどと共に元祖都市型フェスの復活を祝福した。

代官山"AIR"が12周年を迎え、アニバーサリーパーティーの詳細を発表


代官山"AIR"が9月に12周年を迎え、9月27日(金)、28日(土)、29日(日・アフターアワーズ)にアニバーサリーパーティーを開催した。毎年豪華出演者が揃う"AIR"のアニバーサリーパーティー。今年も錚々たるアーティストが集結し、オープン当初から通い続けているパーティピープルも、最近"AIR"を初体験した若いオーディエンスも、この空間を愛するすべての人びとが一体となり、大きな感動が生まれた。

Thundercat、Lapalux、Teebs、Brainfeederの精鋭たちが怒涛の一挙来日決定


Flying LotusがLAを拠点にスタートし、昨年は米XLR8R誌やGilles PetersonのWorldwideをはじめ、多くの年間ベストレーベルの座に輝くなど、今もっとも注目のレーベル〈BRAINFEEDER〉。その レーベルショウケースが、東京、大阪、金沢の全国3都市で開催された。

ハイネケンが音楽・スポーツ・アートが融合したエンターテインメント空間「Heineken Star Lounge」を原宿にオープン


渋谷-原宿間の明治通り沿いにハイネケンが音楽・スポーツ・アートが融合させたエンターテインメント空間「Heineken Star Lounge」を4月19日から5月25日という期間限定でオープンさせた。DJイベントは金、土、日のみ行われ軽く一杯やりながらトップDJたちの選曲を楽しめる、ウォームアップバーとして人気を集めた。

今年の「Rainbow Disco Club 2013」は3会場で開催


昨年、3年越しに無事開催された野外フェス「Rainbow Disco Club 2013」。今回は、なんと昼の部と夜の部の2部構成でしかも3会場で開催されることとなった。会場となったのは、例年通り晴海客船ターミナルに加え、渋谷"WOMB"と昨年残念ながら閉店となった渋谷"SECO"。それぞれの会場を生かしたラインナップで1日を彩った。

"WAREHOUSE702"が閉店


2012-2013年へ年を越した矢先、1月10日に麻布十番"WAREHOUSE 702"が閉店することを告げた。2004年のオープン以来、8年間にわたりさまざまな音楽を提供し続けてきた"WAREHOUSE 702"。クロージングパーティーには、Len Faki、Miguel Campbellが出演した。現在、跡地はヒップホップ、R&Bを中心に楽しめるクラブ"VILLAGE"となっている。

Native InstrumentsがiPad用DJアプリ「TRAKTOR DJ」をリリース


Native InstrumentsがiPad用DJアプリ「TRAKTOR DJ」をリリース
世界屈指のDJソフトウェアを基盤としたPro DJツールTRAKTORなどを取り扱うNative Instrumentsの日本支社が今年できたのも、シーンにとっては大きなニュースだったが、そのNative InstrumentsがiPad用DJアプリ「TRAKTOR DJ」をリリースしたことも、iPhone/iPad DJ元年とも呼べる2013年を象徴する出来事だっただろう。

青山MIXが一夜限りの復活


1988年、当時闇夜だった青山・表参道にオープンしたクラブ"MIX"。閉店までの17年、東京のクラブシーンを作り、今や伝説となった青 山"MIX"が、7月6日(土)に表参道"montoak"にて一夜限りの復活を果たすこととなった。この日は、当時のメンバーが一堂に会した復活パーティーとなった。

atom、camelot、Color、ELF、ESPRIT、GENIUS TOKYOが合同でオールミックスの野外フェス「TOKYO ALLMIX FESTIVAL」を晴海で開催


東京に、新しいフェスティバルが誕生した。この「TOKYO ALLMIX FESTIVAL」は、Atom、Camelot、Color、ELF、ESPRIT、GENIUS TOKYOが合同で開催し、EDM、TOP40、HIP HOP、R&B、HOUSE、DUB、TRAP、J-POP、K-POPまで何でもかかるオールミックスのフェスティバルとして注目を集めた

EDMシーン最大のフェスティバル「ULTRA MUSIC FESTIVAL」が日本上陸!今年12月にプレパーティー開催


世界中のセレブ&フェスティバルラヴァーを熱狂させてきたEDMシーン最大のフェスティバル「ULTRA MUSIC FESIVAL」がついに日本へ本格上陸を果たすこととなり、日本への本格上陸を前に今年12月20日(金)にプレパーティー「ROAD TO ULTRA TOKYO」が新木場"ageHa"で開催された。また、今年の9月には、お台場で「ULTRA MUSIC JAPAN」の開催も決定している。

「WIRE13」開催決定


毎年夏の終わりと共に開催される国内最大級の屋内レイヴ「WIRE」であったが、2013年は9月14日の開催となった。今回は、15周年という節目の年ということもあり、そのラインナップや演出などに多くの注目が集まった。

エレグラ開催決定 & James Blake、!!!、Sherwood & Pinchなど第1弾ラインナップ発表


2012年は、Amon TobinやFlying Lotusなどが出演し復活を果たしたエレグラ。2013年は、ステージを向かい合わせ、全ラインナップが見ることを可能にし開催された。第1弾ラインナップでJames Blake、!!!、Sherwood & Pinchが発表され、続く第2弾では、2manydjsも発表と2013年もクオリティー重視の内容で開催された。

Motherが野外に戻ってくる!「DISCOVERY'13」開催決定


2003年から2009年の間に「S.O.S FESTIVAL」、「GROUND BEAT」、「POWER OF THE SUN」、「AQUABATICS」など、日本全国から集った野外フェスファンと共に創り上げてきたMother。数々の野外フェスティバルから早4年、 Motherが提案する新しい時代の新しいフェスティバル「DISCOVERY'13」の開催を告げ、Motherが野外に帰ってきたのは野外フェス/レイヴシーンにとって大きな出来事だった。

elevenが閉店を発表


西麻布"Space Lab Yellow"の流れを汲むクラブ、イベントスペースとして2010年2月にオープンした"eleven"が5月8日に閉店を発表した。世界各国のアーティストやパーティーを新旧さまざまな角度で提案し、懐かしく新しいスペースとして人気を博した場所の再びのクローズに多くのクラバーが悲しんだ。

参議院選挙に立候補した三宅洋平が「選挙フェス」を敢行


昨年、音楽シーンだけでなく一般レベルで大きな出来事だったのが、参議院選挙に緑の党からの推薦を受け比例区から立候補した三宅洋平氏の存在だろう。多くの票を集めながら残念ながら落選したものの、人々への政治参加への意識を高めたのは確かだった。7月4日~7月20日までの期間内「選挙フェス」と称して吉祥寺を皮切りに日本全国を巡回し、トークとライブを混ぜ合わせた参加型の選挙活動を行うことを発表した「選挙フェス」の記事は多くの人にシェアされた。

ビョークの単独公演が決定。日本科学未来館で3DAYS開催


ビョークの単独公演「Biophilia Tokyo」が、7月31日、8月3日、8月6日の3日間にわたって東京"お台場の日本科学未来館"で開催されることとなったが、驚きだったのはそのチケット料金。単独公演としては破格の22,000円。しかしこの貴重な単独公演にチケットの応募者が殺到した。公演内容は、Bjorkとカスタムメイドされた楽器類、合唱団を会場の中央に配置して、その周りを観客が取り囲むようにセッティングされ、2011年に始動したプロジェクト 「Biophilia」の全貌を体験できるものだった。

「DJ Harvey 2013 Platinum Tour Of Japan」が決定


「今年もこの男が還って来る」。奇跡の再来日を果たした2010年から3回のジャパンツアーで延べ35都市を回り、2万人以上を動員。 clubberiaの「Best News Award」では、前人未到の3年連続第1位を獲得、「Best Artist Award」でも初代ナンバー1の座に輝いた、日本で最も人気のあるDJの1人DJ Harveyが2013年も全国10都市/10公演を行った。2013年は、世界最大級のフェス「Coachella」にも出演しているなど、記憶と記録に残る世紀のカルトリーダーの貴重な来日ツアーをご紹介した。

「FREEDOMMUNE 0 <ZERO> ONE THOUSAND 2013」第2弾ラインナップに瀬戸内寂聴を発表。90分のスペシャル法話が実現


毎回、独特のラインナップが話題を呼ぶ「FREEDOMMUNE」。2013年も驚きのブッキングが実現した。それは、天台宗名誉住職にして小説家の瀬戸内寂聴。今回、「FREEDOMMUNE」のために90分のスペシャル法話を披露するというのだ。1973年に51歳で出家を決意、中尊寺にて天台宗で得度、法名を寂聴として以来、京都嵯峨野で寂庵と名付けた庵に居し、現在も執筆、写経、法話、など積極的に幅広く活動している。まさかダンスミュージックフェスティバルに住職が登場するなんて、前代未聞とはこういうことなのだろう。