共創していく価値観

　デジタル楽器業界のマーケティングに携わり、3年目である2016年はマーケットの流れが変わったのを感じながらも、音楽制作機材、DJ機材という今までのラインナップに加えイヤープロテクターや記録媒体、そしてもうすぐ発表になる照明機材などを取扱い始めた事により、まわりまわって1つの大きな流れに集約できそうな前段階、ある意味手応えを感じた年でした。

　音楽ストリーミングサービスが定着し、「シェアする」という行動が、スムーズに、良くも悪くも当たり前に行われるようになり、ReloopのDJ機材でもSpotifyを使ってDJができるものが人気であったり、若い世代を中心にイベントの動員が増えた事などから、何かを所有するという欲求が薄くなった代わりに、体験したことを共有したいという新たな欲求が広がっているのを感じています。
　音楽制作現場においても新たなフォーマットも登場し、制作途中であってもそのプロジェクトファイルが違うDAWで共有することが可能になってきており、離れていてもクリエイティビティをシェアできるということに、個人的にとてもわくわくします！

　2016年はMicrosoftさんのSurfaceとのコラボレーションをはじめ、楽器フェア、SteinbergDayなど他の企業さんともご一緒させていただくことも多く、そういったカンファレンス要素もある複合的なイベントではユーザーさんの満足度も高く、顕在的に求められているのはクリエイティビティやマーケットの競争ではなく共創になるのではと思いました。

　ディリゲントは「モノからコト」を大事にし、音楽制作、音楽ライフに役立つ情報をより多くの人に向けて引き続き発信していきますので、ぜひ、チェック＆シェアを宜しくお願い致します！