今年を振り返って

　今年は去年から引き続きアーティストのマネジメントや制作、ディレクションなどをおこないつつ、毎週帯でイベントを開催するなど、自分にとって大きな挑戦となり、クラブという場所へ久々に戻って来た年でもありました。風営法などの問題からクラブというシーンが苦戦を強いられている現在において、一定のクオリティーを保ったイベントを毎週開催する事は理想と現実の間でさまざまなことを感じ、良い面と悪い面をリアルに見ることができ、いろいろと考えさせられました。

　この様なシーンやカルチャーを今よりも多くの方々に広め、興味をもって貰い、更に足を運んで貰うためには、まだまだアーティストと制作側、そして会場や企業 (メディア) なども含めた皆の努力が必要だと思います。また一方で、細分化されている現在だからこそ良い意味でジャンルレスであり、知らなかったことや興味がなかったことにも面白ければ積極的に参加をする方が増えてきていると実感することもできました。以前と比べて多様な選択肢と情報がある現代では今後、一過性のカリスマ力よりもコミュニティー創りがキーとなり、各自がどの様な役割を担うのかがより重要になるのではないかと思っています。皆さんはいかがでしょうか？そんな事を頭の片隅に置きつつまた来年皆さまと現場でお会いできたらと思っています！