依然として世界各地で猛威を奮う新型コロナウイルスだが、ワクチンが普及している地域においては、クラブやバーといった夜の産業が徐々に以前の姿に戻りつつある。本記事では、世界主要都市におけるナイトライフの復興状況をお伝えする。
ベルリン
先日、6月18日から250人までの屋外ダンスイベントが許容されることが発表された。イベントへの参加は、Covid-19検査で陰性であることの提示とマスク着用が条件となる。また、人通りの多い屋外でのマスク着用や、パブやレストランでの午前0時から5時までのアルコール禁止の解除など、その他多くの規則の緩和が決定した。
イングランド
感染者の急増により、6月21日に解除予定だったロックダウンが4週間延長となり、7月19日までクラブイベントやフェスティバルが開催不可に。BBCの記者は、今回の延期により“約5,000のコンサートが中止になり、多くのクラブが閉鎖に追い込まれる可能性がある”と述べている。
ニューヨーク
先月中旬より、屋内外を問わず収容人数の上限を増やしたり、時間制限を解除したりすることができるように。ニューヨークの新型コロナウイルス感染率は減少傾向にあり、大規模なイベント会場やナイトクラブはこれまでの定員の上限を引き上げてのイベント開催が可能になった。
パリ
ワクチンの普及とともに感染者数が減少傾向にあるフランス。6月9日から、レストランやバー、カフェは定員を限定して営業を再開している。ナイトクラブは依然として閉まっているが、7月2日から再開される可能性が示唆されている。
今週末には、沖縄以外の地域で緊急事態宣言が解除される予定だが、コロナ以前のような営業形態に戻るまではまだ時間がかかることが推測される。ワクチンの普及とともに新型コロナウイルスの1日も早い収束を切望する。
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