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ベルリン、2025年に文化予算を12%削減へ。大幅削減に業界反発

 ドイツ首都・ベルリンの市議会が2025年に文化予算を12%(約206億円)削減することを発表。この削減は、ナイトライフやクラブカルチャーにも影響を及ぼす見通しだ。

 Kai Wegner市長は11月19日、この決断について「文化施設とも協議しながら、より効率的な運営を検討する必要がある」と説明。予算削減は劇場施設にも影響を及ぼし、すでに破産や人員削減の警告が出されている。今年、数十億ユーロの改修資金を受けたKomische Operも、改修計画を無期限延期せざるを得ない状況に。この決定に対し、ベルリン・クラブコミッションは抗議デモを主催し、「文化予算の削減は、文化的にも財政的にも誤りだ。多くの文化創造者や施設に大きな負担を強いるだけでなく、ベルリンの評判も損なう」と批判している。

 ベルリンのナイトライフは、すでに経営難でSalon zur Wilden RenateとWatergateが閉鎖を余儀なくされるなど、苦境が続いている。今回の予算削減はその状況をさらに悪化させる可能性が高い。

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