Alex Under (Cmyk Musik / Apnea / Plus 8 / Trapez)MySpaceスパニッシュテクノにおいて彼の存在は絶大であろう。 彼はCMYK Musikを主宰し、TRAPEZからリリースされた初のフルアルバム 「Dispositivos De Mi Granja」は2005年クリック系アルバムNo.1と評され、 Richie HawtinのレーベルPlus8から「Collage」リリース、 若手実力派アーティストのひとりとして世界から注目された。 また彼のライヴパフォーマンスには定評があり、細やかに展開するリズムに さえずるように穏やかな音色を配した非凡なミニマルトラックはなによりも 豊かなグルーヴに溢れ、タイトで無駄のない硬質なリズムパターンに対して、 ジャジーでメロディアスなフレーズや深いメンタリティを感じさせる シンセの反復が見事に調和し唯一無二の音楽性を表してきた。 かねてから彼の才能を高く評価してきたThomas Brinkmannとの コラボレーションは2006年にCMYK Musikからリリースされた "Naranja Monje"にて実現、際立った才能を持つ2人のトラックメイカーの 持ち味が溶け合った実に刺激的な作品となった。昨年話題となった Friendly People名義ではよりシンプルな構成と細かな変化のみで楽曲を 構成するアブストラクトなスタイルの作品を展開し、自身の音楽表現の 領域を意欲的に押し広げている。CMYKmusik、Apnea、 Mupa、 Cyclical Tracks 等のレーベルを統括するNET 28の設立・運営、 コンピレーションアルバム”1”リリース等成熟味を増した活動には期待が高まる。
|
Tadeo(Cyclical Tracks / Cmyk Musik / Apnea)MySpace本名Miguel Sar。絶妙な音数の増減で展開していくシンプルな構成の中に インダストリアルな空気感を漂わせる、ストレートなテクノを表現する DJ/トラックメイカー。スペイン/マドリッド出身の彼はUKを代表する No Futureの総帥Cristian Vogel、Neil Landstrumm等の初期Toresorのトラック群、 またJeff Mills等が生んだデトロイトテクノに影響を受け、ダンスミュージックの中に あるテクノへの探究とそこに秘めた可能性を感じ、様々なアートを集結させた コンセプチュアルなレーベルCyclical Tracksを設立、2004年に1st EP "Circunbalation"をリリース。サれは彼がダブやジャマイカンサウンドもこよなく 愛しその試みが垣間見ることができる作品である。その後CMYKよりAlex Under "Balidos Ovalados"のリミックスやダブのレジェンド、Tikimanをフィーチャーした "Dub Infection"、2005年スマッシュヒットした"Lup!"は彼のバックグラウンドである ダブやデトロイトテクノの影響を色濃く表している。今年に入り、CMYKmusik、 Apnea、Mupa、Cyclical Tracks などといったミニマル/クリック・シーンの 重要レーベルを統括するNet28より、2008年3月にコンピレーションアルバム”1”を リリース、さらに昨年ApneaからリリースされたCosmosはCASSY/SUBSTANCE リミックスが4月にリリース展開するなど、これまで以上に大きな期待を寄せる Artistのひとりである。
|