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KMS RECORDS "TRIBUTE TO DETROIT"

“TRIBUTE TO DETROIT”。この夜開催されるのは、デトロイトテクノへのオマージュが
詰まった一大パーティだ。メインアクトには、デリック・メイ、ホアン・アトキンスとともに、
デトロイトテクノを黎明期より支え、まさにテクノミュージックの象徴と称される、
KMS RECORDS主宰ケヴィン・サンダーソンが遂にAIR初登場を果たす。
さらには、デトロイト第3世代を代表するDJ/プロデューサーClaude Youngと
Takasi NakajimaによるユニットDifferent World、Naoki Shirakawaの出演も決
定。新春から熱い興奮に包まれることが約束された、プレミアムな夜が幕を開け
る。
YOU MUST BE OVER 20


<KEVIN SAUNDERSON  プロフィール>
1964年にNYで生まれ、9歳の時にデトロイトに移住。その後、デリック・メイ、ホアン・アトキンスに出会い、音楽の道を歩み出す。1987年に自身のレーベル:KMSレコードを発足させ、同じ頃にシカゴの女性ボーカリスト:パリス・グレイとともにボーカル・プロジェクト:インナー・シティを始動。翌年に“Big Fun”を発表すると、UKのアシッドハウス界隈のなかで瞬く間にヒットを記録する。続けて、いまなお輝き続ける名盤“Good Life”をリリース。デリック・メイによるロング・ヴァージョンを含んだこのシングルは、デトロイトのシーンから生まれた初の大ヒット・ソングとなり、アシッドハウスやレイヴ・カルチャーといったムーヴメントから切り離されたところでも爆発的に人気を集める。インナー・シティは見事なくらい商業的にも成功し、デリック・メイやホアン・アトキンス以上に、世界的な地位を獲得した。一方、ソロ活動においても、多くの偉績を残してきた彼。Reese Project/Tronic House/E-Dancer/Esser/Reece & Santonioなど数々の名義を使い分け、クラブ・ヒットを多数発表。そのストリックなまでにビートを突き詰める姿勢と美しくも崇高なサウンドは、カール・クレイグやジャフ・ミルズなどといったデトロイトテクノ第二世代に大きな影響を与えた。また、デリック、ホアン、ケヴィンが主催していたパーティ"The Music Institution"へと通い詰めていたリッチー・ホウティンも、彼らの音楽性をダイレクトに学んでいた1人。他にも、KEN ISHII、ポール・ヴァン・ダイクなど、ケヴィンを崇拝するDJは数知れない。そんなケヴィン・サウンダーソンは90年代中旬以降、しばらくの沈黙に突入。メインストリームでの活動を休止し、DJの回数も減退。しかし、90年代後半に入ると、再評価が高まり、彼の最大のヒット曲“Good Life”もカール・クレイグなどによってリミックスされた。そして2000年代中盤に突入すると、その再評価の熱はさらに増し、ケヴィンも呼応するかのように、インナー・シティを復活させる。現在、インナー・シティはボーカルを2名に増やし、精力的に活動中。カリスマ・アーティスト:ケヴィン・サウンダーソンが、ダンスミュージック・シーンを再び変革すべく、完全復活を果たした。

<Different World プロフィール>
"Different World"は、デトロイトテクノ第3世代を代表するDJ/プロデューサーClaude Youngと日本人アーティストTakasi Nakajimaによるライブ/DJ/プロダクション・デュオである。2006年、"Different World"を結成。07年、デトロイトで開催されたMovement Festivalに出演。11年 Kirk Degiorgio主宰<A.R.T>から「Rapture」を発表。同年、レーベル<Ostgut Ton>から発売された「Berghain 05」に「Think Twice」が収録。初アメリカツアーを実施。また、<Planet E><Tresor>などから作品をリリース。