2012年8月9日(木)、この日まったく新しいDJスタイルをPioneerは提案してきた。今回発表されたのは、Wi-Fiを内蔵したDJ機材「XDJ-AERO (エアロ)」。このXDJ-AEROは、私たちが普段使用しているiPhone、Android、iPadといったスマートフォン/タブレットを使用し、ワイヤレスでDJプレイが楽しめるというもの。今まで、スマートフォンを使用した機器はあったが、全て有線だっ

 

たり特定の場所に差し込むタイプだったため、ワイヤレスでDJ機器とコネクトできる製品は業界で初めてとなる。簡単に言ってしまえば、XDJ-AEROさえあれば誰でもDJプレイが可能となる。それは、誰もが持つスマートフォンが、レコード、CD、USBといった従来のメディアの代りになるわけだから。今回のclubberia featuresでは、このXDJ-AEROの可能性をご紹介したい。

 

最大4台まで可能!仲間でDJプレイを共有しよう!


XDJ-AEROの特徴は、なんといってもWi-Fiで日常使用していスマートフォン/タブレットを使用してのDJができること。しかも4台まで接続が可能となれば、その場にいる仲間全てがDJになることができるということだ。

XDJ-AERO自体がWi-Fi電波を発信しているため、Wi-Fi環境のない場でも使えるのも嬉しいポイントだ。つまり外にも持ち運べるし、Wi-Fi環境を自分で準備する必要はない。アウトドアやホームパーティー、カフェパーティーなど、仲間がたくさん集まる場所で特に重宝する。

使い方も、モバイル版"rekordbox"をインストールして、iTunesに入っている楽曲をインポートするだけで使用できるようになっている。



   
チュートリアル1では、XDJ-AEROとスマートフォン/タブレットとを実際に接続するまでを紹介。   チュートリアル2では、XDJ-AEROのエフェクターやサンプラー、新機能のジョグドラムを紹介。   XDJ-AEROを様々なシチュエーションで使用した場合は?オススメのシチュエーションでの使用イメージを紹介。
 

専用の無料アプリであるモバイル版"rekoredbox"をインストール


使用のスマートフォン/タブレットにApp Store/Google Playから専用の無料アプリ、モバイル版"rekordbox"をインストールします。
 

スマートフォン/タブレット内の楽曲をインポート


モバイル版"rekordbox"を起動し、"Import"をタップ。iTunesからモバイル版"rekordbox"にDJで使用した楽曲をインポートします。
 

XDJ-AEROとスマートフォン/タブレットをコネクト


事前にXDJ-AERO本体と接続するためのパスワードを確認。"INFO長押し→SSID/PASSWORD"。各スマートフォン端末の設定でWi-Fiとの接続画面でAEROを選択しパスワードを入力すると接続が完了します。
 

楽曲を選んでデッキにドラッグ&ドロップ。


最後にアプリの画面上で"LOAD"をタップし、使用したい楽曲を選択します。そしたらXDJ-AEROのアイコンのデッキへドラッグ&ドロップでXDJ-AEROに楽曲が転送されました。
 
 

シックでスタイリッシュなデザイン


黒を貴重としたシックなデザインのため部屋のインテリアとしても栄えるだろう。Wi-Fiで接続すると左上のPioneerロゴ横が青く光り、接続台数が確認できる細かいデザイン演出もいい。横62.3cm×縦28.5cm×高さ6.5cm、重量3.7kgとコンパクトな作りとなっているので場所を取らないサイズ感は嬉しいポイントだ。
 

ワンタッチでメディアの切り替え


ボタンを押すだけで使用メディアの切り替えが可能。使用中は、使用しているメディアのボタンが点灯し、何と接続しているか目で確認できる。Wi-Fiの他にもUSB接続や、MIDIコントロラーとしても使用が可能になる。最近は、USBを現場で使うDJも増えてきているので、USBに入れる楽曲を確認しながら使うのも上手な使い方だ。
 

使用度の高いエフェクトを搭載


PioneerのDJミキサーで人気の、音を細かくカットするTRANS、ジェット機の様な音に加工するFLANGER、やまびこのような音像を残すECHO、トラックを小節・拍ごとに細かく繰り返すROLLやBEATといったエフェクター搭載されている。さらに、もっとも使うであろうFILTERは各チャンネルごとに搭載されている。
 

USBへDJプレイを直接REC可能


USB-Aポートが内蔵されているため、USBを差し込み"MASTER REC"を押せば、それだけでUSBへ直接DJプレイが録音できるようになっているのは非常に嬉しいポイントだ。さらに、USBを再生用のメディアと使用していたとしても録音が可能なので、USBが1つあれば再生と録音が同時に行えてしまう。
 
 

遊べるJOG DRUMと SAMPLE LAUNCH

今回新しく加わった機能"JOG DRUM"。名前のとおりJOGをドラムの様に叩いて音を出す機能。サンプラーの機能を備えた"SAMPLE LOUNCH"は、SCRATCH、HORN、SIREN、LASERの4種類の音源が内蔵されている。またDJプレイ用楽曲管理ソフト"rekordboxTM」で編集した音を4つまで使うことも可能。
 

ビギナーでも安心のSYNC機能


デジタルDJならではの機能"SYNC"機能は、DJ初心者に心強い見方だ。DJプレイにもっとも必要な作業、異なる楽曲を同じ再生スピードに合わせるピッチ合わせをこのボタン1つで簡単に行ってくれる。ビートがずれると曲がぐちゃぐちゃになり雰囲気も壊れてしまうので、DJ初心者も安心してプレイが楽しめる。
 

ラインを1本通すだけの簡単接続


このXDJ-AEROは、スピーカーやアンプ、コンプなどのオーディオ機器との接続が極めて簡単。"MASTER OUT"から赤白のラインを1本オーディオ機器の入力へ接続するだけで音が出る。さらに"PHONE/LINE"の入力が2つ付いている。つまりターンテーブルやCDJを接続すればXDJ-AEROをミキサーとして使用できる。
 

スタンドアローンで動くAUTO MIX


このXDJ-AEROが優れている点、それはスタンドアローンで勝手にDJミックスをしてくれる点だ。rekordboxでプレイリストを作成し、そのプレイリストに登録された楽曲を順番にピッチがあった状態でフェードイン/フェードアウトでミックスしてくれる。カフェなどの営業時のオーディオ機器としても使える。
 
 

DJライフのあらゆるシーンをサポートする「rekordbox」


このページ上では、rekordboxをXDJ-AERO用のソフト/アプリのようにご紹介したが、実際はもっと使いかってが幅広い。まず、rekordboxは、CDJ-2000やCDJ-900といったパイオニアの対応製品でDJプレイに使う音楽ファイルを管理するためのソフトウェアだ。具体的な機能には下記があげられる。

●コンピュータに保存されている音楽ファイルを分類・検索し、DJ シーンに応じたプレイリストの作成が可能。
●音楽ファイルの拍位置 (ビート)、テンポ (BPM) などをあらかじめ検出・測定・調整しておくことが可能。
●キュー、ループ、ホットキューなどのポイント情報をあらかじめ設定・保存しておくことが可能。

CDJ-2000やCDJ-900は今やプロフェッショナル用の機材として、ほとんどの現場で採用されている。つまりオリジリティーをもったDJを目指すのであれば、rekordboxの使用は、避けては通れないだろう。

       
 











生野優子(Model/DJ)

NYLON JAPANをはじめとする多数のファッション誌でモデルとして活躍する傍ら、DJとして数々のパーティーに出演。
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EITA(Model/DJ)

モデル、DJとしてさまざまな分野で活動。現在は、自身のパーティーConnect Nationを主宰するほか、都内の主要店舗でキャリアを積んでいる。
 











CAFE LAX

渋谷丸山町にあるソファー席中心のラウンジカフェ。マンガ、雑誌も1000冊以上を揃え、のんびりとした時間を提供。
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cafe croix

渋谷の駅から徒歩2分の穴場カフェ。おしゃれな家具と音楽、落ち着いた雰囲気の店内でゆったりした時間が過ごせる。
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許諾番号
9007129010Y31015