INTERVIEWS

MASOMENOS

Adrien & Joan: Konnichiwa!
Joan: Joan Costes(31歳) とAdrien de Maublanc(34歳)です。 私たちは5年前から一緒に「MASOMENOS」として活動していて、音楽やそのほかの活動においても互いに影響しあいながら活動してるの。数年前に一緒に自らのレーベル"WTM(Welcome to Masomenos)"を立ち上げ、Tシャツやピンズなど自分たちの好きなもがたくさん置いてある小さなお店をパリでオープンさせたのよ。 Joan: えーと……、まず私はDJやアートワークを担当しているの。Adrienは基本的にスタジオワークが多いわね。けど2人とも今はレーベルの運営に時間を1番かけているわ。 Adrien: Joanはグラフィックデザイナーとして活動しながらDJ活動をやっていて、僕は映像ディレクターの仕事をしながら音楽プロデュースの活動をしていたんだ。ちょうど僕が自分のスタジオを作るときにJoanと出会って、2人とも別の仕事をしながらも、音楽が自分自身を表現する最大の手段というところが同じで、意気投合したんだ。
それからお互いの生活の中で音楽が占める時間がどんどん増えてきていて、お互いのクリエイティブを融合させた「MASOMENOS」がスタートしたんだ。 Adrien:もちろんコラボレーションをしてるみんなと仲がいいよ。シリーズの名前も「MASOMENOS & FRIENDS」だしね(笑)。
Lemos、SIS、Volkan、Boris Werner、Seuil……、みんないい友達だし、仲がいいからコラボレーションすることになったんだ。友達とたくさんの時間を共有して作品を作りたかったし、パリから一緒に何かを発信したかったんだ。 Adrien: コンスタントに変わってるから何ともいえないけど、どんどんアナログ化していってる。ソフトウェアは、まだableton liveを使っているけど、アナログのドラムマシーン、シンセサイザー、エレキギター、そのほかいくつか楽器をいくつかと、ポータブルレコーダーを使って制作しているかな。次のステップはmodular!! Adrien: それはむずかしいな。今日の気分はこんな感じかな!

Jonny L /  This Time (Carl Craig Remix)
Candido /  Thousand Fingers Man
Mr. V/ Revolution
Touch / Without You
Kalabrese / Makelovedisco
Silvester / I Need Somebody To Love Tonight
Black Dog / Virtual
Cajmere / Dream State (feat. Derrick Carter)
Hollis P Monroe / I'm Lonely
Kenny Glasgow / System Overload Adrien: 春から秋にかけて、新しいプロジェクト「BALLOONS PROJECT」のリリースがあるよ。ピンク、オレンジ、緑、青のバルーンのイラストが描かれたアナログ4種類で、どれも2枚組になる予定だよ。 Joan: それはそれは日本には大きな影響を受けているわ!幼いころから日本のマンガを読んで育ってきたの。とくに宮崎アニメの大ファンよ!私たちの作るキャラクターの動物たちは日本のマンガ、アニメカルチャーの影響を強く受けているわ。あとDisneyの影響も大きいわね。そう考えてみると、東洋のカルチャーと西洋のカルチャーの影響をバランスよく受けているのかもしれないわ。 Joan: 今は草間彌生や、村上龍の2人にとても興味があるわ。 Joan: ブランドの名前が「MASOMENOS」で、レーベルの名前が”WTM”よ。
お店が開いたのは2年前。でも実際はブランドを作る気はあんまりなかったの。AdrienがTシャツが欲しくて作ったら、友達も欲しいっていうから、販売を始めたの。それでカシミアブランドの「lucien pellat finet」からコラボレーション商品を出そうっていうオファーがきて、それをきっかけにもっとキャラクターを作ったり、コラボレーションをしたりするようになって、1つのブランドとして動くことになったのよ。
今のお店は、小さな場所を借りられる機会があって、自分たちの宇宙を3Dで表現した感じよ。 Joan: コラボレーションはいつもとてもいい機会だし、とてもシンプル。自分たちのアートと、それぞれの人が持つ知識を合わせてモノが作り上げられる。フランス語で言うとしたら"savoir-faire"かな。 Joan: ほんとに初期のバージョンは、2007年に発売された私たちの最初のCD「Bon Voyage」にある「Le Poulet」「Snaky」 「Floppy」の3体。それからイラストレーターを使って作り直したのを使って、Tシャツとステッカーを作ったの。正直なところみんながあのキャラクターにすごく反応してくれたことや、人気がでたことに驚いたし、すごくうれしく感じてるわ!彼らは人を笑顔にするし、その笑顔を見られるのはスーパースーパーハッピー!今はファミリーがどんどん大きくなっているけど、彼らは私たちにすごくたくさんの物を与えてくれてるわ! Joan: 日本はファッションのホームだと思うわ。以前東京にプライベートで来たことがあるんだけど、私がファッションにおいて考えられるすべてがあると思った。正直どれを選んだらいいのかわからなくて、あんまりたくさん買い物をできなかったぐらい!!とくに好きなポイントは、すごくシンプルでシャープ、シックでミニマルなデザインのものもあれば、伝統的なものもあるし、カラフルで遊び心いっぱいのおもちゃのような、サイケデリックなデザインのものもあるところ。ほかにそこまで幅広いクリエーションを持ったところはないんじゃないかしら? Joan: ぜひ日本でもやりたい!実は日本で発売できるように、今回のパーティーのオーガナイザーたちが手助けしてくれているの。まだどうなるかはわからないけど、実現できたらとてもエキサイティングだわ!とりあえず26日の東京公演では、少量だけどTシャツを販売する予定よ! Adrien: あまりいろいろなところに行く時間はないと思うんだけど、それは日本のパーティークルーの人たちに期待しているよ。
Joan: どこでもついていくわ!(笑) Adrien & Joan: 日本に行くこと、みんなと一緒に同じ時間を共有することをすごく楽しみにしています。待ちきれません!!