そう、僕らは東ドイツの郊外で育った。
当時から顔見知りだったけど、1990年代にベルリンへ引っ越してから意気投合したんだ。
ドイツには廃墟の工場がたくさんあって、90年代前半から(違法な)アシッドハウスパーティーが開催されてたんだ。最初、僕らはヒップホップを聴いてたけど、いろんなジャンルを聴くうちに、今みたいなゴチャ混ぜのスタイルになった。
もっと汚くて混沌としていた。当時ベルリンで最初のテクノクラブがあったんだけど、僕らは毎日そこへ出掛けていたよ。あのころは自由でよかった反面、ベルリンは閉鎖的な街だったね。
(ベルリンのクラブ)"ewerk""WMF""Tresor"……伝説の夜を挙げたらキリがないね。ベルリンじゃないけど、スペイン・バルセロナの「Sonar Festival」で2000年に観たAuteche(オウテカ)はすごかったな。このインタビューは「Sonar」のためだよね(笑)?
その場の雰囲気で決めるからわからないけど、楽器をいくつか持っていくよ。何が飛び出すかお楽しみだね。
あるときはライブで、またあるときはDJ……フライヤーにちゃんと書いてあるから、よく見なくちゃね!
ベースラインを鳴らす機材全部、コンピューター2台、Max/MSP(音楽プログラミングソフト)、High-End Tube Compressor(音圧を強めるソフトウェア)、それにビール!
Kode9、Flying Lotus……みんなすばらしいよ!
音楽だけじゃなく、アートも楽しめる複合イベントだね。エレクトロニックミュージックの中でも最重要のフェスじゃないかな?その時期(6月)のバルセロナは天気に恵まれてるし、海があって最高。それ以上の贅沢ってある?
もちろんさ。彼らは世界で一番腕のいいVJチームだよ。それに先鋭的なデザインを手掛けることで知られる最高のグラフィック会社なんだ。僕らはお互いに音楽と映像をやり始める前から知り合いなんだよ。
今もライヴは続いてるけど、本当にすばらしい経験だった。バンド活動の可能性を想像以上に見出すことができた。
実は最近、新しいテクノバンドを結成したんだ。メンバーは僕らに加えて、ベルリンの最先端をいく2人のMarcel DettmannとShedだよ。このバンドについてインタビューに答えたのは、これが初めてじゃないかな。近々、詳しく発表するね。
去年の夏、ドイツの「MELT! FESTIVAL」(石炭採掘所跡地で行われているフェス)の1ステージをオーガナイズしたんだけど、そこでFour TetやKode 9、Jamie XX、Martin達に出演してもらって、ジャンルの壁を越えた完璧なステージをこなすことができたんだ。スペインの「Sonar Festival」でも同じようなことをやった。それが始まりだね。これを一晩のパーティーで終わらせるのはもったいない!もっとカタチに残るものを作ろうと思った。
ベルリンは"Berghain"でやったんだけど、チケットはソールドアウトで、信じられないくらいヤバかったよ。
絶対にやりたい!来年かな?「Modeselektion」の続編をリリースしてからだね。
俺たちのやってるバカなことを、日本のみんなにも共有してほしかったんだ。だけど言葉の壁があってチャンスがなかった。ようやく始めることができてうれしいよ。
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それはまだ教えられないな。でもちょっとだけ話すと、音が大きくなったり小さくなったり、遅かったり速かったり、アッパーからメロウだったり……(笑)
もしかしたらね!
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