なかなか1つに絞るのは難しいけど強いてあげるなら、90年代中期のスウェーデェンテクノかな、Loop RecordsからのThomas Chrome"Rubber Burn"とか、Adam BeyerのDrumcodeの"Planet Rhythm"、特にDrumcodeのルーピィーでダークな依存性の強いリズムにはすっかり魅了されたよ。
2000年に君に"Protoculture Recordings"に誘ってもらってから、解散後も自分のレーベルをはじめたかったんだ。君にエレクトリックミュージックの作り方を教わった。"Protoculture Studio"は君が帰える時に、全部日本に持って帰っちゃったから(笑)。自分で機材をコツコツ揃えて、南米チリに住んでいた。そして2007年にようやくレーベルをスタートできたんだ。もうすぐ50枚目のリリースになるなんて信じられないよ。
まず49枚目のリリースになる"Dune EP"はすごく気に入ってるよ。Art of Hotっていうダークでダンサブルなミニマルテクノやテックハウスを得意とする若手アーティストでこれからよく見かけるようになるアーティストだから、是非チェックしてみて。"The Botch"のリミックスEPもAdam Jayにも参加してもらって、いい仕上がりになってるよ。
ポートランドテクノシーンは、すごく盛り上がってるよ。もう3年ぐらい"Groove Suite"てクラブで「STATIC」ってクラブイベントをやってるけど、テクノ、テックハウスを主に毎回盛り上がってるよ。ポートランドに巨大なフェスティバルはないけど、僕らの他にも「Renegade Rhythms」ってイベントでは、Cloud YoungやDopplereffektなどオールドスクールだけを呼ぶイベントがあったり、ソリッドで音楽的教養の深いクラウドに恵まれてるよ。ポートランドは、才能あるアーティストに溢れてるよ。Bryan Zentz、LilRoj、Kala、Aaron Nesbit、Art of Hot、Jerry Abstract and Centrikal. 皆SubSensoryから、リリースしてるから、是非聴いてみて!あと、毎年夏には「Closer Electronic Music Festival」をやってるよ。今年で2年目だけど、街全体がエレクトリックミュージックで溢れるいいイベントだよ。
もう忘れたの?!(笑)。「Torque 001」で初めて日本にいくよ。Takkyu IshinoやQ'hey A.Mochi、Ken Ishiiなど僕が影響を受けたアーティストがたくさんいる国だから、楽しみだよ。あと"Pound For Pound"っていう曲が"Torque"からでるよ。今は言えないけどリミキサー陣も豪華で楽しみだよ。環太平洋っていうコンセプトは今まで無かったし、これだけグローバル化したアンダーグラウンドシーンでは 当たり前の流れなのかも。環太平洋のアーテイスト同士で影響しあって、どんな科学反応が起きるのか楽しみだよ!
リリース予定日:10月08日
レーベル:SubSensory Recordings
カタログ#:SSR051
Adam Jay, JAK, Kala, Audioelectronic, John Reyes - The Botch Remixed
■Beatport
http://www.beatport.com/release/the-botch-remixed/973142
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