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Daito Manabe

最先端テクノロジーと、身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで生まれる創造的で実験性の高い作品で、メディアアートの限界を押し広げることで世界的な注目を集めるアーティスト。2006年にウェブからインタラクティブデザインまで幅広いメディアをカバーするデザインファーム「rhizomatiks」を立ち上げ、2008年には、石橋素とハッカーズスペース 「4nchor5 La6」(アンカーズラボ) を設立。アーティスト、プログラマー、デザイナー、DJ、VJ、コンポーザーとして様々な活動を行っている。

 

東京理科大学理学部数学科卒業、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS) DSPコース卒業。ジャンルやフィールドを問わずプログラミングを駆使して様々なプロジェクトに参加。MIT MediaLab、Fabricaを初め世界各国でワークショップを行うなど教育普及活動にも力を入れる。タイの孤児院にてコンピューターを用いたワークショップを行う等、子供向けの作品や活動も多数。openFrameworksの開発者会議、cycling74のExpoにプレゼンテーターとして参加。Prix Ars Electronicaでは、2009年度審査員を務め、2011年度インタラクティブ部門準グランプリを受賞。文化庁メディア芸術祭においては優秀賞1回、 審査委員会推薦作品選定は7回を数える。2010年に行われたPerfume東京ドームコンサートでは、映像撮影・生成システムや風船爆破システム部分などを担当し、映像作家100人の巻頭で特集されるなど大きな話題を呼ぶ。やくしまるえつこの複数のミュージックビデオや、ウェブサイトのディレクションも行っている。

最近では、2012年3月公開のPerfumeのグローバルサイトに使用されたモーション・キャプチャーのデータを一般公開し、オープンソース・プロジェクトを仕掛けるなど、テクノロジー表現における時代の舵を切るアーティストとして、国内外のクリエイティブシーンにおける存在感を増幅させている。