昨年末elevenでのジョー・クラウゼルは、ラストにビル・ウィザース「Lovely Day」をプレイ。かつてフリー・ソウル周辺で耳にすることが多かったこの曲ですが、彼によるエディットが施されたと思われるその曲は、新しい響きを持っていました。昨今、有名無名を問わず、様々なハウスDJたちが、生音のソウル・クラシックスをプレイする場面に出会うことが多くなってきたように感じられます。新しい何かが始まる胎動を感じます。生音と4つ打ちの間をたゆたう「harmony」も、その流れにあるのかもしれません。「harmony」第 12回のゲストDJは、Calm。生音から4つ打ちまで自在に操る彼のDJは、「harmony」で最も待ち望まれたもののひとつでした。今回も、一緒に、楽しみましょう!
Calm (Music Conception)
ジャンルにとらわれず、全ての良質な音楽を軸として唯一無二の音を放つサウンド・クリエイター。全ての良質な音楽を自らのエッセンスでまとめあげて世界に発信している。またDJとしてのキャリアも重ね、「ダンスフロアに笑顔を育む」をテーマに活動。つくり出す楽曲同様、あらゆる良質な音楽を貪欲に選曲し、解放している。2つのレギュラー・パーティー、「Bound for Everywhere」 と「Monday Moon」を中心に各地へ。可能であれば出来る限りの機材を持ち込んでの音づくりをし、心に届く音でのプレイを信条としている。
http://www.music-conception.com/calm/
橋本 徹 (SUBURBIA)
編集者/選曲家/DJ/プロデューサー。サバービア・ファクトリー主宰。渋谷・公園通りの「カフェ・アプレミディ」「アプレミディ・セレソン」店主。『フ リー・ソウル』『メロウ・ビーツ』『アプレミディ』『ジャズ・シュプリーム』シリーズなど、選曲を手がけたコンピCDは190枚を越える。NTTドコモ /au/ソフトバンクで携帯サイト「Apres-midi Mobile」、USENで音楽放送チャンネル「usen for Cafe Apres-midi」を監修・制作。著書に「Suburbia Suite」「公園通りみぎひだり」「公園通りの午後」「公園通りに吹く風は」「公園通りの春夏秋冬」などがある。
http://www.apres-midi.biz
haraguchic(communication!/Floating Disco Session)
“よい音楽を日常に”をテーマにBLACK MUSICを基調としたオールジャンルをDJ。
都内各所、数多くのパーティーやイベントに出演し、毎年70本近くのDJオファーを受けるなど徹底した現場主義を貫く。 オーガナイザーとしても“日常の延長線上にある非日常”を目指して、様々なジャンルのトップDJをゲストに招く パーティー “communication!”@青山蜂を企画、主宰している。 3ヵ月に1回開催されるこのパーティーには、 20人以上の気さくなDJ達が奏でるドープな音と、“communication!”の名にふさわしい開放的な空気感に惹かれ、 常に300人近くが集まり、アンダーグラウンドなパーティーであるにも関わらず、熱気に満ちた異常な盛況ぶりをみせている。 2009年と2010年の11月には、BRASILシーンを代表する20 人以上のDJが集まった一大パーティー、 “comigo so musicabrasileira”も主宰。 常に刺激的なパーティーを創造していくことで、その活動の幅を拡げ続けている。 2011年1月からクルージングパーティーともクラブパーティーとも違う都市型小規模フェスとして“Floating Disco Session”を始動。様々な場所でのDJやパーティーを通して、東京の夜の楽しみ方を伝えようと、寝る間も惜しんで日夜奮闘中。
http://haraguchic.blogspot.com
NARU (Unlimited)
DANCE MUSIC好きが高じて90年代半ばよりレコード店に勤務。程なく、その豊富な知識を買われてDJとしての活動を開始。YELLOW、CAVE、 module、ROCKWESTなどでのレギュラーPARTYを中心に、今までに、数多くのCLUBでDEEPHOUSEを軸にジャンルを問わず PLAY。フェイバリットDJ、TIMMY REGISFORD直系の、歌やメロディを大切にしたソウルフルでディープな選曲が持ち味。 ダンスフロアに自然と人を集める、わかりやすくも筋の通ったPLAYに定評がある。
YUJI (Unlimited)
Def Mixに強い影響を受け、2008年よりDJ活動を開始。西麻布sound bar+「unlimited」のレジデントDJとして活躍中。2010年には、elevenでのDavid Morales、Frankie KnucklesのラウンジDJとして抜擢されるなど、進境著しい。
Takahiro Haraguchi
Free Soul, Disco, Rare Groove好きが高じて、2009年秋「harmony」のオーガナイズをはじめる。スタートのきっかけは、Cafe Apres-midiのCD棚の上にMental Remedyのアナログがディスプレイされていたこと。
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