今年28才になる若きイタリアンDJ、Mr Tiesは、2010年5月にBerlinでスタートさせたParty、Homopatik(毎月第3金曜の夜中から翌土曜の夜まで通常22時間)の圧倒的な成功が評判を呼び、今やテクノ/ハウスDJ/Party界のブライテスト・スターとしてヨーロッパ全土のクラブ界の注目を一身に集めている存在である(来年前半までのスケジュールはほぼ埋まっているそう)。彼のDJは3台のターンテーブルとロータリー・ミキサーを自由自在にあやつり、直感的かつ肉体的な瞬発力と持続力を合わせ持ったアナログ・ダンスフロア・マジックを8時間以上持続させるエネルギーと突破力に満ち溢れた、非常にダイナミックでスケールの大きいものだ。作品はHomopatik、Homophilics(Robert&Blind”Too Much Talks”はKenji TakimiのMIXCD”XMIX3″にも収録)レーベルからの2枚の12inchリリースがあり、2015秋にも新作がリリース予定だが、近年多いプロダクション・ベースのアーティストDJと異なり、Partyの現場から叩き上げでのし上がって来たMr TiesのDJ/Partyコントローラーとしてのスキルと情熱は、ルーティン化したクラブ/DJ界の現場に新たな熱とインパクト、視点、そして感動を与える事は間違いないだろう。その存在感は”新世代Berlinのラリー・レヴァン”と称され、生粋のパーティー・ピープルからクラブ・ビギナーまで新旧様々な幅広い層からの支持を集め続けている。そんな彼の2回目のJapan Tourに期待は高まる。
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