昨今異様な盛り上がりをみせるミニマルシンセ、ローテクノ、脱臼EBMの重要参考人、"Beau Wanzer"と"Tzusing"が遂に"VETA"に揃い踏みです!共に"L.I.E.S."、"Cititrax"といった数寄者太鼓判レーベルから痛快なリリースを重ね、世界中を妖しい熱狂に任意同行している旬の2人を東京に連行、"Beau Wanzer"は貴重なLive setを披露します。暑い日が続きますが、寄せては返すNew Waveの向こう側へ、行ってみませんか。ツーボーですよ、3つ星!
■Beau Wanzer
Beau Wanzerは、テキサス州、オクラホマ州、カンザス州を移住しながら育った。 10代の頃、彼はレコードショップを訪れる度に奇抜なジャケットのCDばかりを手に取り 、アメリカ南部の深層に蠢く、メインストリームとは別のシーンを知ろうとしていた。こ れにより彼は、Skinny Puppy、Sleep Chamber、Absolute Body Controlをはじめ、数多くのインダストリアル、ノイズやパンクのバンドと出会うこととなる。その後、8年もの間、バンドでギタリストとして活躍していたが、1990年代の終わり頃、彼にとって初めてのシンセサイザーであるJuno−6を手に入れ、シンセサウンドに取り組み始めた。しばらく後に、分子生物学を学ぶためシカゴに移住した彼は、2001年から現地のレコードショップ”Weekend Records& Soap”で働き始め、それから2〜3年も経たないうちに、ダーティなEBM等をリリースするレーベル”Nation”を運営するTraxxと意気投合したことで、自身のサウンドのリリースを考え始める。そして、2008年、Traxxとのユニット”Mutant Beat Dance”で2曲入のEPをリリースし、また、Beau Wanzer名義で、”Nation”のV.Aに、楽曲”F.U.Klaxon”を提供した。さらに彼は、ノイズや電子音楽の様々な面を追求すべく複数のコラボレーションを行い、Shawn O’Sullivanとのユニット”CivilDuty”において、リズミックなテクノに向き合う一方で、Elon Katzとのユニット”Streetwalker”では、ラウドなエレクトロに取り組んでおり、2013年にミニアルバムを”Cititrax”からリリースする。
ここ最近では、Beau Wanzer名義において、薄汚れたシンセとドラムマシンをベースに、テクノとパンクを強引に押し込こんだような異質なサウンドを提示しており、L.I.E.S.やRussian Torrent VersionsからEPをリリース、さらに2014年10月には、自身のレーベルBWからファーストアルバムをリリースした。 Beau Wanzerの生み出すサウンドは一貫して、既存の枠組みから外れた者達と、その枠組みから外れることを願う者達に向けられたものだ。それに直面した時、あなたにどのような影響を及ぼすかは、保証できない。
■Tzusing
L.I.E.S.からトラックをリリースしているアーティスト。DJとしては、インダストリアルテクノ、アシッド・ハウス、ニュービート等を中心に、時に攻撃的に、また時には神経質で閉所恐怖症すら髣髴とさせる広範なサウンドをプレイ。現在は上海と台北に主軸を置き、上海にあるシェルターのレジデントDJとしても活動している。
※未成年者の入場不可。IDチェック有り
※You must be 20 and over with photo ID to enter.
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