NYアンダーグラウンドの“ナウ”を象徴するAnthony Naples、再びリキッドルームに
For Tetの〈Text〉、Eamon & Justinの〈Mister Saturday Night〉、Will Bankheadの〈The Trilogy Tapes〉、これらすべて現在、欧州からUSのアンダーグラウンドに横たわる、テクノ/ハウス/ベース・ミュージックの構造線を構成する、最も高い人気を持つレーベルたちだ。これらのレーベルすべてからリリースする才人こそ、Anthony Naplesその人だ。ザラついたテクスチャーに、ハウスの伝統的なグルーヴを携えた彼の作品は、電子音響からロウ・ハウスまで、いま最も刺激的なNYアンダーグラウンドのエレクトロニック・ミュージック・シーンのダンス・サイドを象徴するサウンドでもある。そして彼のレーベル〈Proibito〉もまた、上記のレーベルと同等の価値を持つ存在になっている。それは彼のDJやアーティストとしての感覚、そしてすばらしいリリース作品、なによりもそれらを統括する彼の審美眼が大きくシーンに認められていることに他ならない。朋友、Huerco S.を伴っての来日から約1年、ふたたびLIQUIDROOMに到来する。共演はAnthonyからの強烈なリクエストでDJ HIKARUの登場が決定。そしてLicaxxx、Asparaと2F〈Time Out Cafe & Diner〉の名物パーティー『MAL』組が登場。そして2Fは〈LIQUID LOFT〉、〈KATA〉、〈Time Out Cafe & Diner〉の3つのスペースを使って3様のパーティーが。まず、〈LIQUID LOFT〉はSapphire Slowsをはじめとしたメンツが、インディー方面からずずいっとハウスへとぐぐいっと攻め立てます。そして〈Time Out Cafe & Diner〉は、ムードマン、そしてHIKARUの朋友でもある東高円寺GRASSROOTS、Q a.k.a. INSIDEMANが登場で、〈SLOWMOTION〉的な大人のグルーヴに浸れそう。そして〈KATA〉はOMSB、CHANGSIEなどなど、ビート・シーンとベース・ミュージックあたりを媒介に???なオルタナティヴなグルーヴが吹き荒れるでしょう。まさに〈LIQUIDROOM〉全館あげての全方位型での開催です! NYアンダーグラウンドの地下から、ハウス・ミュージックの新たな世代の刺激的な息吹を。(河村祐介)
2016.9.2 friday midnight
LIQUIDROOM
open/start 24:00
adv.(now on sale!!!) 1,500yen / door 2,000yen(hol members, under 25→1,500yen)
*PIA[P-code 306-922]、LAWSON[L-code 71999]、e+<http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002198754P0030001>、DISK UNIOIN(SHIBUYA CLUB MUSIC SHOP/SHINJUKU CLUB MUSIC SHOP/SHIMOKITAZAWA CLUB MUSIC SHOP/KICHIJOJI/OCHANOMIZU-EKIMAE)、Jazzy Sport Music Shop Tokyo、JET SET TOKYO、Lighthouse Records、LOS APSON?、TECHNIQUE、clubberia、RA、LIQUIDROOM
※20歳未満の方のご入場はお断り致します。年齢確認のため、顔写真付きの公的身分証明書をご持参ください。(You must be 20 and over with photo ID.)
※法律で禁止されている物や危険物の持ち込みは固く禁じます。(Any hazardous or illegal items are strictly prohibited within the premises of the venue.)
※再入場はお断りさせていただきます。(Re-entry to the venue is not permitted.)
※会場周辺での座り込み/たむろ/立ち話/待ち合わせ/大声で騒ぐ等の行為は近隣の方のご迷惑となりますので固く禁じます。(Please do not sit around, loiter, make loud noises, or plan to meet up with people in-front of, or around the venue. Please be considerate of the people in the surrounding neighborhood.)
info LIQUIDROOM 03-5464-0800 http://www.liquidroom.net
▼Anthony Naples
マイアミで生まれ育った若き才能Anthony Naplesは、2009年からニューヨークを拠点に音楽活動を開始。初リリースは同市のアンダーグラウンド・ハウス・パーティーとして名高く、先日待望の初来日ツアーを行った「Mister Saturday Night」が2012年に始動させた同名のレコード・レーベルの第一弾作品だった。一気に注目を集めた彼は、翌年にはロンドンの〈The Trilogy Tapes〉から出したEPとグラスゴーの名店〈Rubadab〉のホワイトレーベルから放ったディスコ・エディットででさらにフォロワーを熱狂させた。若干25歳ながら、ラフなテクスチャーの中にグルーヴの輪郭を浮き立たせていくような独特なサウンド・メイキングとニューヨークのロフト/がラージ・スピリットを継承しつつ、デトロイト・ビートダウンの影響も強く感じさせる一貫したDJとプロダクションのスタイルは、いわゆる「ロウハウス」勢の中でも群を抜く存在だ。その才能をいち早く見抜いたFour Tetは彼に最初にリミックスを依頼したアーティストの一人であり、また彼が運営するレーベル〈Text〉から、Naplesのデビュー・アルバムとなる『Body Pill』を昨年2月にリリースした。2013年には自身のレーベル〈Proibito〉を旗揚げしており、自らの作品以外にもHuerco S.などの同世代のプロデューサーたちの刺激的な作品を紹介し、今ではすっかり人気レーベルに成長している。既に3回の来日を果たしているが、日本が大好きだという本人たっての強い要望により、約1年ぶりの再来日ツアーが実現した。
http://proibitorecs.biz
▼DJ HIKARU
日本中のおもしろパーティをトビ廻るDJ。ゆるい次男。ネコ好き。高円寺の人間交差点こと〈GRASSROOTS〉のハコ番を経て、沖縄へ移住。大規模な野外フェスティバルや、大バコで海外アーティストのサポートからアンダーグラウンド・パーティーまで、どんな現場でもこなしてしまう現在もっともパーティ・シーンから厚く信頼されるDJだ。ダブ、レゲエ、ヒップホップ、ソウル、ファンク、ディスコ、ブレイクビーツ、ハウス、テクノ、ジャズ、ロック、アンビエント、様々なワールド・ミュージック等々、「フリー・フォームを超えたフリー・フォーム」と云われるほどの自由な在り方で、古今東西縦横無尽にジャンルを超えてオール・ミックス。独自の解釈でいとも自然に混ぜ合わせ、聴く者を 引き込んで行ってしまう彼のプレイは誰にも真似出来ない。当然その音楽性は浅く広い訳ではなく、「深く広い」また、1997年よりDr.TETSUとのユニット、「BLAST HEAD」としても活躍。1999年から2000年までに1st/2ndアルバムをリリースし、CHARI CHARIやボアダムスのEYE等に絶賛される。2001年に彼等自身でfree handレーベルを立ち上げ渾身の傑作3rdアルバム「head music」をリリース。ジャンルを飛び越えたまさしくフリーな音楽観溢れるヴァイブを放つマスターピースとして広くシーンに浸透し、CHARI CHARIやCALMのコンパイルCDにもライセンスされた。続く2002年にリリースされた4thアルバム「Landscape」で、さらに自由度の高い音楽性を提示。更なる広い音楽ファンを魅了する。2004年にはUAのアルバムで1曲プロデュースや、光はREBEL FAMILIAのREMIX、RIBERTHのミックスCD等を手掛ける。そして2007年に5年ぶりのアルバム「Outdoor」をリリース。2009年8月5日には、結成12年にして快進の6枚目となるフル・アムバム「NU ISLAND」をリリース。多数のDJやクリエイター、パーティー・フリーク、クラブ・ミュージック・ファン達に厚い信頼得て認知される。2012年には公式DJミックス作品「HIGH PSY」が何と世界リリース、2013年には日本の音源を使用した「COUNTRY OF ORIGIN: JAPAN」、2015年にはTHA BLUE HERBのフロントマンとして活動してきたtha BOSSの客演集DJミックス作品「BORDERS」、KENICHI YANAIとのプロジェクトHIKARU meets KENICHI YANAIのアルバム「EASY LISTENING?」のリリース、三宅洋平主催のHAISAI RECORDSから「OKINAWA ZANPAJAM MIX」のリリースと精力的に活動を続けている。今年に入り「Ragtime」、「OK? Tropical Ghetto dub -FOR ARIWA-」をリリース。
▼Licaxxx
1991年生まれ。ビート・ミュージックを中心にファンキーかつ骨太なプレイを心がけたDJスタイルで都内を中心に全国のあらゆるジャンルのパーティーに出演。オーバーグラウンドな活動をしながらもアンダーグラウンドなプレイに注目が集まっている。2.5D、 Dommuneなどの主要インターネット・メディアにも出演。また、DJ以外のビートメイカー、ライター、ラジオパーソナリティーなどの顔も持ち、音楽にまつわる様々な活動を行っている。
http//licaxxx.asobisystem.com
▼Aspara(MAL/Lomanchi)
金沢を拠点にDJとして活動を始める。以後様々なクラブイベントに出演。その後活動拠点を大阪へ移す。Licaxxx、Madeggと共に『MAL』を主催。
https://soundcloud.com/aspara
▼A Taut Line(Diskotopia)
A Taut Lineとは、英国出身プロデューサー兼DJのMatt Lyne。2005年から大阪でパーティーをオーガナイズ、2009年には東京へ拠点を移し、2010年BD1982と共にレーベルDiskotopiaを始動。常に先を見据え、世代、場所、ジャンルを超え長く好めるリリースに取り組んできている。レーベルからA Taut Lineとしてリリースし続け、ハウス、テクノ、ダウンテンポエレクトロニックに影響を受け、ジャズやアフリカンリズムを融合したニューエイジシンセサウンドを築き上げ、2013年にはデビューアルバム「Nitriding Portrait」をリリース。2015年4月にセカンドアルバム「Mutual Prints」を発売。今年7月に新EP「34」をリリース。対照的にGreeen Linezという名義で、80年代の後半から90年代のグルーヴ、ハウスや日本のシティポップからインスパイアを受けたユニットとしても活動。2012年夏リリース国外問わず称賛されたアルバム「Things That Fade」に続いてN.Y.の新興レーベルAlliance UpholsteryよりMoon B、Sorcerer、Jaques Renaultのリミックスを含む12インチEP、日本のレーベルCatuneよりMagic Touch、sauce81、Especiaを含むプロデューサー、アーティスト、アイドルグループを融和させ、相違を積極的に生かした「Greeen Linez Remixes」CDを発表。2014年8月にはユニットの新たな可能性を示すセカンドアルバム「Izu King Street」を発売した。
http://diskotopia.com
https://soundcloud.com/atautline
https://www.twitter.com/atautline
http://www.twitter.com/diskotopia
▼JR Chaparro
He is literally your boy
▼michihiko ishidomaru(FISH)
三宿WebをホームにUK、US、EUのストリートでまさに今鳴っているIndie、Punk、Electronicシーンとリンクしたパーティー”FISH”オーガナイザー。Indieを軸にした最新のトラック、7inchを出したばかりのPunkバンドから数百枚しかでていない12inch Experimental Danceまでの振り幅をストリート解釈の感覚でまとめあげるVinyl DJ。”FISH”ではこれまでにもTOGA VIRILISでのショーも記憶に新しいDirty Beaches、Sacred Bones RecordsからリリースしたPharmakon、Ice Age、Vårなどの中心人物Elias RonnenfeltがLiveで参加。またDJではMinks(Captured Tracks)、Hannes(Lust For Youth)、US Indieアーティストを常にフォローアップするヴィジュアルアーティストCali Thornhill Dewitt、オランダNo 'label'のオーナーも出演。
▼ROTTENLAVA
2015年にSolitude Solutionsからリリースされたカセットテープ “Mother C” でデビュー。ハードシンセのみで作りあげるテクノにはイタリアGang Of DucksやブルックリンのEnriqueやNick Klein周辺の暴力的なビートの雰囲気と、ドローン、ノイズDJとしての経験、台湾留学経験からくるアジアの雰囲気が混在し独創性が高い。CVNらとライブを重ねるごとにビートの冷たさと暴力性が更新されてゆく東京出身の若きプロデューサー。
▼Sapphire Slows
東京在住の若きソロ・プロデューサー/DJ。シンセサイザー、打ち込み、サンプリングなどを使い作り上げたトラックに浮遊感のあるヴォーカルをのせ、実験的でありながらも美しく耳に残る独特な世界を作り出していく。2011年に自宅の寝室で楽曲制作を開始して間もなく、LAのアンダーグラウンドレーベルNot Not Funと日本の名門インディー・レーベルBig Loveからデビュー。瞬く間に世界中のアンダーグラウンド・シーンから注目を集め、すでに2度の北米ツアーとヨーロッパ・ツアーを行った。DJとしても国内外のイベントでプレイを重ね、インディー、ハウス、テクノなど新旧さまざまなエレクトロニック・ミュージックを鋭い感覚でミックスしていくアナログ中心のプレイが評価されている。2015年にはパリで開催されたRed Bull Music Academyに参加しており、2016年にバルセロナで開催されたSonarにも抜擢されるなど、海外でも精力的に活動を続けている。
https://soundcloud.com/sapphire-slows
▼Ackky(journal)
東京生まれ。90年代初頭から東京クラブシーンで活躍するDJやミュージシャンに影響を受け、自身もDJへと傾倒していく。オリジナル・トラックの制作も積極的に行い、2010年、1st ALBUM “composition”をword is out ! からリリース。SAX奏者としても様々なプロジェクトに参加中。
http://radloop.com
▼Minoda(SLOWMOTION)
90年代半頃より、青山MANIAC LOVE、新宿AUTOMATIXなどでキャリアをスタート。当時隆盛したハードなテクノやジャングルのカウンターとして、テックハウスやディープハウスがメインのパーティー「SLOWMOTION」を始動する。現在は、mitsumeのnakayaanを招いて「Night Walker」を主宰するなど。
▼MOODMAN(HOUSE OF LIQUID/GODFATHER/SLOWMOTION)
80年代末に活動開始。高橋透、宇川直宏とタッグを組んだGODFATHER、HOUSE OF LIQUID、SLOWMOTION等のレジデントパーティーの他、TAICOCLUB、Freedommune、Raw Lifeなど、インディペンデントな屋外フェスへ多数出演。記念すべき第一回のDJを担当した〈Dommune〉では、自身の番組Moodommuneを不定期で放送している。2013年、約6年ぶりにオフィシャルミックスCD『SF mixed by MOODMAN』を発表した。
https://twitter.com/moodman10
▼Q a.k.a. INSIDEMAN(GRASSROOTS)
東京・東高円寺の桃源郷レゲエ・バーNATURAL MYSTIC育ち。レコードショップWAVEにてバイヤー経験の後に「MUSIC LOVERS ONLY」を掲げ、人間交差点音楽酒場“GRASSROOTS”を始動。地下最重要レーベルBlack SmokerよりMIX CD「Back In The Dayz」、COCKTAIL BOYZ名義で「Endless Summer」などをリリース。
http://insideman-q.blogspot.jp
http://www.grassrootstribe.com
https://twitter.com/insideman9?lang=ja
▼Arµ-2
originated in Japan from '93 HipHop Beat Konducta.
音楽にゆられてます。
▼CHANGSIE
千葉は銚子の潮風が育んだ、1987年産ベースDJ。ブラックミュージックに魅了されDJを始める。ダブステップからベースミュージックにハマり、UKベースを軸にテクノ、シカゴハウスなどをプレイ。新宿OPENで奇数月第2水曜日に行われている“DISCO SHOOTER”をはじめ、都内各所のクラブでフロアをブンブンうねらせている。ありとあらゆるベースを求めて、日々変貌中。都内各地で精力的に活動している。
https://soundcloud.com/changsie
▼Fuck Master Fuck
ある時は5人も入ったら手狭な中目黒にあるチリドッグバーCHILITAの店主、ある時はスレンテンのカバーがやりたいだけなのかと思ってしまうバンド2MUCH CREWのメンバー、そしてそしてある時にはFuck Master Fuckの名を使い超キャッチー&ドープ、バイブス&スムースな選曲で老若男女を酒に走らせるDJ。映画好き。
https://twitter.com/chilichilita
▼OMSB(SIMI LAB)
Mr. "All Bad" Jordan a.k.a. OMSB
SIMI LABでMC/Producer/無職/特攻隊長(ブッコミ)として活動。2012年10月26日、ソロアーティストとしてのファーストアルバム「Mr. "All Bad" Jordan」を発表。2014年3月には、自身も所属するグループSIMI LABとしてのセカンドアルバム「Page 2 : Mind Over Matter」をリリース。兼ねてからフリーダウンロード企画でBeat Tapeを多数発表し、2014年11月にはBLACKSMOKER RECORDSよりインストビート作品集「OMBS」も発表。その他、KOHH、ZORN、Campanella、PRIMAL等、様々なアーティストへの楽曲提供・客演参加もしている。2015年5月、ソロとしてのセカンドアルバム「Think Good」をリリースした。
http://www.summit2011.net/artists/omsb
▼RLP(COSMOPOLYPHONIC)
東京出身のビートメイカーRLP。2010年に1st AlbumをOilworksよりリリース。その後もコンピレーションへの楽曲提供やTOKiMONSTAやLogic System等、多数のリミックスを手がける。ライブアクトとしては国内でのBrainfeederやLow End Theory等の重要パーティーにも出演。Onra、Ta-Ku、XXYYXX等多数のアーティスト/DJが楽曲をプレイ、その様子はDiplo and FriendsやBoiler Room、Soulection Radio等のアーカイブでもチェックできる。プロデューサーコレクティヴ、"COSMOPOLYPHONIC"のCo-founderとしても活動中。
https://soundcloud.com/rlpbeats
- DATE:
- 2016-09-02 FRI
- OPEN:
- 00:00
- VENUE:
- LIQUIDROOM
- PRICE:
- 2,000円
- LINE UP:
- ■1F MAIN
Anthony Naples
DJ HIKARU
Licaxxx
Aspara(MAL/Lomanchi)
■2F LIQUID LOFT
A Taut Line(Diskotopia)
JR Chaparro
michihiko ishidomaru(FISH)
ROTTENLAVA
Sapphire Slows
■2F Time Out Cafe & Diner
Ackky(journal)
Minoda(SLOWMOTION)
MOODMAN(HOUSE OF LIQUID/GODFATHER/SLOWMOTION)
Q a.k.a. INSIDEMAN(GRASSROOTS)
■2F KATA
Arµ-2
CHANGSIE
Fuck Master Fuck
OMSB(SIMI LAB)
RLP(COSMOPOLYPHONIC)