Ricardo Villalobos、Luciano、Dinky、Nicolas Jaarなど南米出身アーティストが、今日のテクノ・ハウスシーンには欠かせない存在として定着しています。今回「WIRE」で初出演を果たすMatias Aguayoもその1人でしょう。南米の変態レーベルとも呼ばれている〈Comeme〉を主宰しており、南米を中心とした新しいアーティストを次々発掘しています。昨年の「WIRE」で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたRebolledoのファーストアルバムも〈Comeme〉からリリースしたりと、バッグカタログを聴いても非常に個性的なレーベルで卓球さんがお気に入りにあげるのも頷けます。
Matias Aguayoは、チリ出身で1973年生まれなので現39、40歳。もともとKompaktのMichael MayerとユニットZimtを組んで、1998年にドイツの老舗レーベル〈Ladomat 2000〉からデビューします。
2005年頃からソロアーティストとして積極的な活動を行うようになります。そしてエスニック調のリズムとユニークなボーカルが絡み合う「Minimal」をリリースし世界的にヒット。リミキサーで加わったDJ Kozeのリミックスも人気の楽曲です。
そして、2009年に自身のレーベル〈Comeme〉をスタートし、セカンドアルバム『Ay Ay Ay』をリリース。さらに今年2013年にはサードアルバム『THE VISITOR』をリリースしたばかりと、今まさに聴いておきたいアーティストの1人だと思います。このサードアルバムは、彼独自のラテンのフォルクローレとエレクトロニックミュージックが融合し、見事なまでに強烈な作品になっています。「WIRE」に出演していると、ついついテクノアーティストだと思ってしまいがちですが、彼の音楽は、ロック、ディスコ、ハウスファンも楽しめる複雑さとユーモアさがあります。アルバムの視聴は、こちらから。
http://www.technique.co.jp/item/107029,COMEMELP03.html
今回は、ライブセットなので彼の世界観を充分に楽しめるパフォーマンスになるでしょう。Boiler Roomで行われたDJセットですがマイクを持って歌ってますね。けだるさを感じるトラックとエスニックのボーカルが癖になりそうです。
そしてMatias Aguayoが見いだしたRebolledoは、2年連続での「WIRE」出演になります。前回、ソロでのパフォーマンスも好評でしたが今回は〈Kompakt〉のSuperpitcherとのユニットPACHANGA BOYS(パチャンガボーイズ)としてライブ出演です。Matias Aguayoよりダンスミュージックのフォーマットに乗っ取った作りをしていますが、やはり無茶苦茶個性的です。彼らも今年ファーストアルバム『WE ARE REALLY SORRY』をリリースしています。このアルバムからかかりそうなトラックをご紹介します。
http://www.technique.co.jp/item/100719,HIPPIEDANCE04LP.html
なぜ、彼らのような音に私たちは魅せられるのでしょうか?それは、彼らのフォルクローレとエレクトロニックミュージックが織りなす、白でも黒でも黄色でもない音楽、経験の外から来る音楽にあると思います。私たちの血に無いもの。無いものねだりかもしれませんが、そういうものに私は興味をかりたたされれます。
Text:yanma (clubberia)
Matias Aguayoは、チリ出身で1973年生まれなので現39、40歳。もともとKompaktのMichael MayerとユニットZimtを組んで、1998年にドイツの老舗レーベル〈Ladomat 2000〉からデビューします。
「デビュー曲の「U.O.A.A.」。怪しい曲調とボーカルは、既にMatias Aguayoの世界観が反映されています。
2005年頃からソロアーティストとして積極的な活動を行うようになります。そしてエスニック調のリズムとユニークなボーカルが絡み合う「Minimal」をリリースし世界的にヒット。リミキサーで加わったDJ Kozeのリミックスも人気の楽曲です。
こちらは、Matias Aguayoによるオリジナル。エスニック調のリズムにアコースティックギターやボーカルが怪しく絡み、独特のグルーヴが生まれている。
こちらはDJ Koze Remix。オリジナルとは一転艶のあるメロディーがひかる。Kompaktの20周年コンピレーション『20 Jahre Kompakt / Kollektion 1』にも収録されている人気曲。。
そして、2009年に自身のレーベル〈Comeme〉をスタートし、セカンドアルバム『Ay Ay Ay』をリリース。さらに今年2013年にはサードアルバム『THE VISITOR』をリリースしたばかりと、今まさに聴いておきたいアーティストの1人だと思います。このサードアルバムは、彼独自のラテンのフォルクローレとエレクトロニックミュージックが融合し、見事なまでに強烈な作品になっています。「WIRE」に出演していると、ついついテクノアーティストだと思ってしまいがちですが、彼の音楽は、ロック、ディスコ、ハウスファンも楽しめる複雑さとユーモアさがあります。アルバムの視聴は、こちらから。
http://www.technique.co.jp/item/107029,COMEMELP03.html
今回は、ライブセットなので彼の世界観を充分に楽しめるパフォーマンスになるでしょう。Boiler Roomで行われたDJセットですがマイクを持って歌ってますね。けだるさを感じるトラックとエスニックのボーカルが癖になりそうです。
そしてMatias Aguayoが見いだしたRebolledoは、2年連続での「WIRE」出演になります。前回、ソロでのパフォーマンスも好評でしたが今回は〈Kompakt〉のSuperpitcherとのユニットPACHANGA BOYS(パチャンガボーイズ)としてライブ出演です。Matias Aguayoよりダンスミュージックのフォーマットに乗っ取った作りをしていますが、やはり無茶苦茶個性的です。彼らも今年ファーストアルバム『WE ARE REALLY SORRY』をリリースしています。このアルバムからかかりそうなトラックをご紹介します。
PACHANGA~、PACHANGA~と自身のユニットを連呼したトラック。オープニングでかかりそうです。ビートも前のめりでかっこいい。
http://www.technique.co.jp/item/100719,HIPPIEDANCE04LP.html
動画が無かったのでリンクでご紹介。手拍子音(クラップ)と「ダンス」と言っているだけのトラック。違うトラックにミックスして使いそうです。
この荒さとループ感は、狂気すら感じます。このトラックで引っ張っられて、キックがドンッと入ったら、、、会場は盛り上がり必至じゃないでしょうか?
中盤からのエレピが癖になるトラック。予想がつきそうでつかないエレピのメロディーに引っ張られてしまいます。
そして最後に、今年の「Sonar」でのパフォーマンスを。
なぜ、彼らのような音に私たちは魅せられるのでしょうか?それは、彼らのフォルクローレとエレクトロニックミュージックが織りなす、白でも黒でも黄色でもない音楽、経験の外から来る音楽にあると思います。私たちの血に無いもの。無いものねだりかもしれませんが、そういうものに私は興味をかりたたされれます。
Text:yanma (clubberia)