- Beatsの製品を使われるのは今回が初めてでしたか?
JUN:僕たちは、今回初めて使いました。まずノイズキャンセリングを使うのが初めてだったんですけど、この機能が本当にすごいんですよ。着けてみたら分かるんですけど、着けた瞬間に外の音が遮音されて。ノイズキャンセリングした時とそう出ない時の状態の差がすごいんです。しかも再生したら音がしっかり聴こえるからすごく良いです。
ALI&:うん、全然違う!
JUN:ロウエンドとハイのノイズがしっかりシャットされてるから、一般の人も街でリスニングするのにすごく集中できるだろうなって思いましたね。あと僕最近スポーツジムに行ってるんですけど、昨日もジムで音楽聴きながら運動してて、周りの雑音とかジムでかかってるBGMもシャットしてくれてすごく集中できるんですよね。ノイズキャンセリングに関してはそういうイメージで、すごい技術だなって思います。
- 今までBeatsに対してどのようなイメージを持たれていましたか?
ALI&:Appleストアにもビレッジバンガードにも売っているし、ほんとどこにでも売ってるイメージですね。量販店とか機材屋さんでは、だいたいおすすめされていますよね。
JUN:パリに行った時にcoletteに売っているのを見ましたよ。coletteで最初推してた気がする。当時は、すごい高かったですよね。
- 実際にBeatsを使われてみて、こういう音に合いそうだなっていうイメージはありましたか?
JUN:Dr.Dreがプロデュースしてるってこともあると思うんですけど低音はしっかり出ますね。R&Bとか聴いたらすごく気持ちよかったですね。普通のヘッドフォンでは聴こえない音も聴こえるので、低音が薄いかな?って思う曲でも、キックがズシンと聴こえるから気持ちよく聴けるヘッドフォンだと思います。
ALI&:DJしてる時も気持ちよくなると思いますよ。フロアーの音よりもよく聴こえるし。
- 最近のビートミュージックにも合いそうですか?
JUN:合いそうですね。歌ものもボーカルの周波数が綺麗に出てたので、シンプルなトラックで低音が出てるような曲が合いそうな気がしましたね。
- レーベルコンピ『PARK』の2枚目、3枚目くらいにノイズになるかならないかのギリギリの音がありますが、ヘッドフォンで聴くにあたって再現が難しい音ってあるんでしょうか?
ALI&:その2枚目と3枚目は、ぱっと聴いて一般の家庭では聴こえないところの周波数をわざと上げているんですよ。Beatsのようなハイエンドのヘッドフォンだったらその音も聴こえると思いますよ。
- ご自身がヘッドフォンを選ぶ時、何に重点を置いて選ばれますか?
ALI&:やっぱり相性ってあるじゃないですか?耳の形とか人それぞれ違うとは思うんですけど、日本人でも外国人でもアベレージで合うものがいいかなっていうのと、聴いてる時にガッと集中できるような環境を作ってくれるものが良いですね。あとはカラーバリエーションだったりとか。僕は結構ケーブルの色も気にします。僕は赤とか白とか、黒以外が好きですね。Beatsの赤いケーブルすごくいいと思います。見た時に胸キュンしましたね。
JUN:僕は、着け心地を重要視するかな。やっぱり長時間着けている物なんで、耳が疲れない着け心地だったり。ALI&君も今言ってましたけど制作の時点では集中していたいので、自分が入り込めるような音を出すヘッドフォンがいいかな。ある程度フラットな物が良いですけど、ちょっと自分の好きな音の系統に寄った、ロウが出てるもののほうが好きだったりもします。
ALI&:あとStudioの作りが鉄なのがすごく好きですね。プラスチックだと特に折れるんですよね。昔は現場でヘッドフォンを壊してしまうこともよくあって。だから頑丈なのはすごく良いと思います。
完実電気:Beats Studioは、すごく頑丈な構造で作られているんです。
ALI&:壊れないんですかこれ!?それはすごい!
JUN:あとキャリーケースとかの収納の仕方も凝っていて、コンパクトに持ち運べるのは僕らとしてはすごく助かりますね。レコード持ち歩いてた時と比べたら大分少なくなった方ですけど、2泊3日とかで週末2会場ってなったらリュック満杯なんで、こうやってコンパクトになってくれると助かりますね。
- 先ほどの質問とは逆に、こういうヘッドフォンは選ばない方がいいよっていうアドバイスはありますか?
ALI&:僕はコードが途中から2又になっているものは絶対選ばないですね。単純に2本だとケーブルが細くなるから切れそうになっちゃって(笑)。
JUN:ファッションに寄りすぎてるものも、あまり良くないと思います。
ALI&:そういうのって聴いたら一般の方でも一発でわかると思います。イヤホンだとそんなにわからないかもしれないですけどヘッドフォンに関しては相当違いがあると思いますね。
JUN:ボリュームを上げるとすぐ音が歪むものもあるので、音を上げてもちゃんと爆音で鳴ってくれる、余裕があるヘッドフォンが良いですね。
- もう1つのDJ用のMixrも試して頂いたわけですがいかがでしたか?
JUN:Studioと似てるけどタイトで音がしまっているというか。DJしてる時でいうとキックの音域が聴きやすいと思いました。低域が出過ぎていなくて良いですね。
- DJ用だと一般向けとは少し違う物が求められると思うんのですが、DJ用のヘッドフォンには何を求めますか?
JUN:DJ用として評価が高いものを聴くと、キックの音が聴きやすいですね。低域が出ている訳じゃなくて、キックがバチッと合わせられてる感じですね。このMixrは、DJが必要としているキックやスネア、ハットの音にピントを合わせたチューニングがされているのかなって思いましたね。
ALI&:そう、DJとして聴きたいところがすごい細かいとこまで聴こえました。一般の方は、Mixrの様なDJ用のヘッドフォンでクラブミュージックを聴いたら、めちゃめちゃ気持ちよく聴けると思いますよ。
- StudioとMixrを使った際に、ご自身の音楽との愛称はいかがでしょうか?
JUN:最近の楽曲の傾向として以前と比べてローエンドが重要になってきてると思っていて、その部分を自宅のモニタースピーカーで煮詰めるって結構大変なんだけど、これだけ低音がしっかり鳴ってくれるとミックス時に活躍してくれると思いました。
ALI&:重低音でもかなり音量が出るってこともあってDJとすれば、大きな会場でも小さな会場でもどちらも対応できるヘッドフォンだと思います。自分たちの作る音楽も昔からローエンドは強調して作っているのでより再現できるヘッドフォンだと思いました。でも見た目も良いですよね。ファッション性もあって。
JUN:80Kidzモデル作りたいよね(笑)。
ALI&:いや、なんか申し訳ないよ(笑)。