INTERVIEWS

RYUKYUDISKO

- 普段は沖縄なんですか?

YAPAN(陽介): 基本沖縄です。今は、先週末から東京に来てて明後日からフジロックに行くので、7月の半分くらいは東京にいる感じですね。
 
- フジロック羨ましいです。

哲史: 出番は土曜日だけど、3日間フルで楽しんできます。
 
- フジロックに初めて出たのっていつでしったっけ?

YAPAN: 2005年にオレンジコートで開催されてたオールナイトフジが最初です。
 
- YOUTUBEにアップされてる2008年の映像ってホワイトステージですよね?

哲史: あの時は3回目ですね。オレンジコートに出てレッドマーキに出てホワイト出て。

 
- ホワイトステージでダンス系のアクトってあまり出演しているイメージないからすごいな~って思ったんです。今年はSkrillexで、去年はDJ KENTAROさんくらいだったと思います。

YAPAN: ホワイトステージでやった時はライブでがっつりやりましたね。今年はレッドマーキーで明け方にDJです。

哲史: その時は、金曜日の朝一発目でした。金曜日だからフジロック一発目みたいな感じで。

YAPAN: お客さんが初日だったし一発目だったからすごい元気だったんですよ。だからすごいいいライブもできたし、おもしろかったんですよ。

哲史: いつかグリーンのステージでやりたいなって思って。だから今でもそれは目標にしています。

  - 沖縄のほうでは、大きなフェスって行われていたりするんですか?

YAPAN: 10月にMONGOL800が主催する「WHAT A WONDERFUL WORLD」ってフェスがあるんですけど、それは1回出させてもらいました。クラブ系がないので、いつかやってみたいな~って思ってますけどね。タイミングとか沖縄の中での盛り上がりとかムード感ってあるじゃないですか。それが、がっつりハマった時にできるといいな~って思ってます。

哲史:ありますね。沖縄の離島、宮古島とか石垣島とかにも。音楽はもちろんなんですけど、海や島自体もすごいキレイでテンション上がりっぱなしです(笑) 。

  - 『TEN TO TEN』を聞いていて、自分の記憶を遡っていくような感覚がありました。ファミコンようなチープな音色に懐かしさを感じたり、ダブステップ的な現代っぽいのもあったりと昔と今を行き来するような感覚です。キャリア10周年を記念した『TEN TO TEN』では何を表現されようと思いました?

YAPAN: 言ってしまえば「原点」です。1番最初に作ったアルバムは、プリプロからトラックダウンまで全部2人でやったんですよね。この10年の活動の中では原点回帰は何回かしてると思うんですけど、1番の原点回帰は今作です。今回は、アルバムの制作に着手する前から2人でどういった内容にするかをすごく話あったんです。それで、コンセプトを固めてから着手したんです。10周年を迎えて、腰を据えて作ることができたアルバムです。ポップ感も意識はしたんですけど、歌モノとかわかりやすいフィーチャリングとかをあえて入れないようにして、その中で広がりとか可能性とか、もともののファンもそうだし、新たに聴いてくれるリスナーもそうだし、10年間応援してくれた人もみんなが満足できる内容にしようって。

哲史: やっぱり2人だけでじっくり作ったっていうのが大きいんじゃないですか。2人でじっくり全曲作ることってデビューの時くらいしかなかったんで。メジャーにいた頃は、それぞれが作った曲があったんですけど、今回は全部2人でいちから作ろうって。後は、10周年の10に拘る。タイトル『TEN TO TEN』もそうだし、10曲入りだし。ピコピコしてるのは、2人ともファミコン世代だから。8bitのテレビゲーム世代だから。

YAPAN: 流行ってるまでは、いかないけどゲーム音が使われている音楽って多いですよね?そういう音源ってよく買うんですよね。それでおもしろいなって思ってて。

哲史: 以外とベースの音とか太かったりするから、そのまま使えたりするんですよ。

  - ファミコンの音って、僕らくらいの世代って1番最初に触れるテクノな音だと思うんですよね。家でファミコンしてたら両親から頭が痛くなるからファミコン止めてってよく言われてました。

哲史: そうですよね、テクノも聴いてたら親にうるさいって止められちゃいますもんね(笑)。
 
- どういう風に曲は作られるんですか?役割みたいなのってあるんですか?

YAPAN: ファイルのやり取りでやってます。うまくいく曲だったら1回のやりとりでできちゃうこともあるし、その逆もあるけど。2人の中で納得いくものができた時が完成のタイミングです。

哲史: 一緒にスタジオ入るのは最後だけですよ。それまではデータのやり取りで喧嘩になる(笑)。回線の無駄使い(笑)。

  - 2人の中で、それぞれ得意分野みたなのってあるんですか?

YAPAN: 2人の中ではないんですけど、他の人からしたらあるかもしれませんね。

哲史: 他のバンドと違って2人とも同じことができるけど、音の好みはありますよね。同じテクノでもいろいろあるじゃないですか。

  -制作の環境は?

哲史: Macをメインに使用してて、ソフトにCubaseとAbleton Liveを使ってますね。 あとはMPCだったりシンセだったり。

YAPAN: 僕は、2つ環境があって、リビングのMACにAbleton Liveを入れて、生活環境の中でパッと始めれる環境を構築してます。別室に自分なりの人間工学に基づいたモニタリングがしっかりできる本格的な部屋を作ってるんですけど、作るのはリビングが多いですね。アレンジも終わって最終的な部分でもう1つの部屋で仕上げることが多いですね。一時期は、全部リビングで作ってたんですけど、やっぱり低域の処理が難しくて別室でトラックダウンするようになりました。

  - いつぐらいから曲作りを始めたのですか?

哲史: 高校卒業してからです。バイトしてお金ためてシンセサイザーを買って。

YAPAN: DJより先に曲作りですね。曲作りをしてから、DJ機材に関してもわかるようになって。

  - きっかけみたいなものってあったんですか?

哲史: それがやっぱり電気グルーヴで。TB-303って機材があるじゃないですか。あの音をどうにかして出したいってなっていろんな雑誌を見ながらシンセで永遠と遊んでました。

YAPAN: 当時は303自体が無くて。ずっと欲しかったんですけどね。だから303のクローンを買って使ってました。デジタル系のプラグインは多かったと思うんですけど、アナログ回路で作られている機材は売ってなくて。TR-909は持ってたんですけど、303は無くて。ある日、アナログ回路のクローンが出たって聞いて、それを買いましたね。

哲史:哲史: 昔はそういう機材で作ってたんです。ドイツ製のRAVE-O-LUTION 309という303のクローンをマスターテンポにして。それで作った曲を最近、現場用にエディットしたんですけど、機械なのにテンポがズレまくっててDAWで合わせるが大変でしたよ(笑)。

YAPAN: 聴感上は気にならないと思うんですけど、いざDAWに入れると今のはすごく正確だから。

  - 最近は機材は増やしていったりしているんですか?

YAPAN: やっぱりプラグインだったり、フィジカルコントローラーですね。最近はiPadでもコントローラーとかあって、それを無線で飛ばしてAbleton Liveとか操作できるやつとか。DJ機材でも多くなってきましたよね。メーカー側もそっちに力を入れてきてますよね。パソコンが安定して音の再現度も上がって、じゃあ次は操作感の向上させるって感じがします。

  - 曲を作り出した時から今のような沖縄的な音色を取り入れてたんですか?

哲史: 最初からそうですね。シンセサイザーの次にサンプラーを買ったんですよ。それは、沖縄の楽器をサンプラーに取り込めるから。そこからですね。どうせなら沖縄の音を入れようと思ってたんです。
 
- 今作に使った沖縄の楽器って何がありますか?

YAPAN: たくさんありますね。三線もあるし三板(サンバ・カスタネットのような楽器)、太鼓もあるし、笛も。基本的にはこんな感じで、今あげたものは、たぶん全部のアルバムに入れてあります。テクノだったらTR-909のバスドラムにベースはTT-303使って、パーカッションでTR-808使って。これに沖縄の楽器の音色を乗せていく。それがRYUKYUDISKOの基本的な組み方として最初から決まってましたね。だから後は、鳴らせ方とかミックスの仕方とかで、全然変わってくるからいいかなって。

  - アルバムを聞いてて思ったのですが、ダブステップとRYUKYUDISKOの音が相性がいいな~っ思いました。私は制作したことがないのでわからないのですが、初めて聞くサウンドという感覚的だけではない、論理的な理由があるんじゃないかなと思いましたがいかがですか?

哲史: 沖縄音楽のリズムってタタタ、タタタって3連符なんですよ。ダブステップとドラムンベースとか最近のベースミュジックって3連符を多様していたりするんですよ。同じ3連符同士が、ハマったからそういった印象を持たれたんじゃないですかね。
YAPAN: しっくりこない楽器の組み合わせっていうのは、どうしてもあるんです。でもとりあえず作っちゃうんです。それはトラックダウンの時にEQだったり後処理をすることによって、どんな楽器でも絶対収まりどころがあるんですよね。シーケンスも自分たちで組んでいるし、アレンジもできるし。例えば、左右に振ってもいいし、1つはステレオに広げて1つはモノラルにしてもいいし、そういう処理の中でどういう楽器でも合うなって思いましたね。結果、三線の音が三線の音に聴こえなくてもありだなって思うし、三板や四つ竹が木の感じの音じゃなくて金属的に聴こえててもありだなって思うようになったんです。

哲史: あとは曲に対する愛情だったり気持ちが大事だったりするのかな。作っててずっと合わないって時もあるんですけど、これはおもしろいからどうにかして組み込もうとするんですよ。そうすると時間がかかった分、出来た時の聴こえ方は、今まで聴いたことないような音になるし。テクノやダンスミュージックって進化する音楽じゃないですか?でも沖縄の音楽って伝統的な音だから、それをバージョンアップさせて最近の音に乗せていくっていうのは、やってておもしろいですね。
- 普段どういった音楽を聴いているんですか?

哲史: 日常。。。ラジオかな。テクノだったりダブステップだったりエレクトロってDJもするから絶対聴くから。ラジオとか有線とか、いわゆるJ-POPとかなんですけど、そういうのを聴くと意外と発見があったりするんですよ。

  - ポップスってやっぱり裏方がすごいじゃないですか。だからダサいな~って思った曲があってもよく聴いたら、この曲すごいってなることがよくあるのですが、そんなことってないですか?

哲史: そう。だから参考になるんですよ。ここのフレーズよくできてるな~とか、この歌じゃなかったらカッコイイのにとか。アプリのSHAZAMが超重宝していますよ。気になった曲を調べれるし、メモ替わりにストックできるから。

  - 最近のポップスだと誰の曲がよかったですか?

哲史: SHAZAMで知ったのだと、、、クリープハイプとか加藤ミリアとかですかね。

  - YAPANさんは普段どういった音楽を聴いているんですか?

YAPAN: 僕はJames Blakeのアルバムは今年1番じゃないかなと思うほど最高でしたね。あの辺よく聴きますね。

  - ポストダブステップみたいな感じでしょうか?

YAPAN: あれをダブステップって呼んでいいんですかね(笑)。
 
- よくわかんないですけどね(笑)

YAPAN: なんかやっぱりそういうのをちょっと超えちゃった感じですよね。最近のRadioheadや、Tom Yorkeみたいな感じで超えちゃってる感じですよね。James Blakeって僕らより10個下なんですよ。あんなに若いのに歌も歌えるし、曲作りから落とし込みまで1人でやっているんで、すごい天才が現れたなと思いました。ライブも見に行ったけど、音数も少なくてシンプルだけどすごかった。

  - 音楽を作られてる方から見たら、やっぱりすごいんですか?

YAPAN: 全部1人でやっているってのがすごいんですよ。逆に勇気づけられたのは、自分でミックスしていいんだっていうこと。本当に鳴らしたい、伝えたい音ならば自分でやる方がいいんだって。それに彼の場合は、歌も歌う。すごい大変だと思うんですよ。自分でボーカル処理しないといけなし、アレンジとか楽器の構成とかも、本当はこれバンドでやっているんじゃないかってほど幅広いんですよ。それを1人でやっちゃっているっていうのは、本当にすごいなって。

  - この10年間で曲作りに対して、思いは変わりましたか?また、2人が思ういい音楽って何なんでしょうか?

YAPAN: デビューする前っていうのは、それこそテクノしか聴いてなかったんですよ。でもデビューするちょっと前から、本当にいろんな音楽を聴くようになってきてました。クラブミュージックでいうと、ヒップホップ/レゲエ系と、テクノ/ハウス系とドラムン/ダブステ系とで分かれていると思うんですけど、なんでもいいものはいいんだって思うようになりました。テクノ/ハウスの中で流行っている曲があったとしても、良くないものは良くないと自分でより分けできるようになったし、ヒップホップ/レゲエ系でもドラムン/ダブステ系でも、そうできるようになりましたね。

哲史: 最初デビューしたての音源っていうのは、音楽の知識がないからけっこう勢いで作れたんですよ。その後、歌モノを作るようになってきて、歌が乗っかるオケだったり、歌いやすいようなコード感だったりを意識して、PC上でAメロ、Bメロ、サビといった展開をやってて。昔は体で作ってたけど、頭で考えてつくるようになっていきました。だから昔の曲を今聞くと、よくこんなヘンテコな曲が作れたなって思うんですけど、でも、それは今どっちもできるようになったんですね。10年目にしてようやくたどり着けたなと思います。パソコンがメインと言いましたけど、なるべく画面を見ないようにして体で感じたり、画面にたよらないで、作業を一旦止めて頭で再構築して反映するようになりましたね。いいバランスで作られているものがいい曲になるのかなと思いましたね。あと1回どこかで耳にして、2回目どこかで聴いた時に、「あれ、これどこかで聴いたことある」ってなるような曲はいい曲だと思います。

YAPAN: いい曲ってなんだろうって、今考えてたんですけど、引き算ができている曲はいい曲だと思います。例えば誰かがAメロを聴いた時、サビを聴いた時、ブレイクを聴いた時に1個でも引っかかるようにたくさん詰め込んでしまっている曲ってDAW の進化もあると思うんですけど、世の中多いなと思って。シンセだったりベースだったり主メロが2個も3個も入ってたりするんですけど、その中かから全部引いて聴いた時に、1つのメロディーが耳に入ってくるか?1つのベースが耳に入ってくるか?1つのフィルが耳に入ってくるか?って選べる人っていうのがいい曲を作れる人だなと思います。いろんな楽器やいろんなメロディーを入れたいんだったら フレーズごとに入れてあげればいいと思うんですよ。ミックスの時にも最初はリバーブを浅めにかけて、後半にいくにつれてリバーブが深くなっていったり、でもその分、耳が疲れちゃうからEQで痛い部分をちゃんとカットしてあげてって。キリがないですけどね(笑)。その瞬間、瞬間、その時の時代、もしくはその時代を超えちゃって、聴く人によっては、新しく聴こえるメロディーだし、人によっては懐かしくも聴こえるメロディーだというのを、この瞬間瞬間に選べる人。いくつか組み合わせて無理やりこの中から選んでくださいじゃなくて、これだっ!て作っている人が出せるのがいい曲だなって思いますね。

  - 耳が疲れてくるからってとこまで考えて作ってるんですね。

YAPAN: 考えては作ってますけどキリがないですね(笑)。今の瞬間をパックして出すのが我々の仕事だと思うし、それが次に繋がるし。じゃないといつまでたっても終わらないですからね。今回、自分たちのレーベルからのリリースなので、締め切りに追われることもなく、自分たちの満足のいくまで作れたのは大きいですね。
 
- デビューが卓球さんのレーベルからですよね?きっかけってなんだったんですか?

哲史: 卓球さんが沖縄に来た時に音源を渡したら気に入ってくれて、そこからすぐWOMBでやっているSTERNEに呼ばれて東京で初めてライブをして、そこから音源を作ろうってことになってRYUKYUDISKOがデビューできました。

YAPAN: WOMBに出た時は、まじびっくりしましたね。こんなに盛り上がるって思ってなかったから。

  - その時は一般的に認知されてないですよね?

哲史: 全くです。RYUKYUDISKOって誰やねんって感じですよ(笑)。

  - リリースが2004年の6月で2004年のWIREにも出られてますよね?

哲史:早い。6月にデビューして7月には出れたんです。

YAPAN: 最初のWIREはセカンドステージだったんですけど、それでも入場規制かかって。見れなかった人がすごい多かったっていうのを後々に聴いて。WIREの人たちは、伝説だ伝説だって言ってくれて。ありがたい話ですよ。

哲史: 2005年に初めてアリーナに立ったんですけど、キャパとか感覚が違いすぎて、お客さんがどうなのかってことが把握できなかった(笑)。どういう音に反応するのかもわからないし。ブースから見ると、ただただ大きい空間で小さい人がたくさんいる中でやってて。。。

  - 気分的にはどんな感じなんですか?

YAPAN: 最初は緊張しかないんですけど、始まってちょっとたつとアドレナリンが出てくる感覚はありますね。毎回そうなんですけど、緊張でほんとうに立てるのかな~って。でも立ってしまったらスイッチが入りますね。一瞬でこんなにテンションって変わるもんなんだなっていうのは、毎回感じますね。

  - WIREは久しぶりの出演ですよね?

哲史: 5年ぶりなんで楽しみです。

  - ちょうどWIREも15周年でメモリアルな開催に10周年を迎えるRYUKYUDISKOが出演となりますが、どういったパフォーマンスをする予定ですか?

YAPAN: まだ構成は漠然なんですが、大事なのはステージに上がっている2人がすごい楽しめるライブになればいいなって思います。それが結果お客さんに伝わって広がっていくと思うので。とにかく楽しんで、リラックスしてやりたいですね。

哲史: そろそろ仕込みを始めないと。。。

YAPAN: ありがたいことにリミックスとかアレンジの話とかたくさん来てて、まだ自分たちのことができていないから、早く自分たちのライブセットを作りたいなって思ってます。でも8月になったら落ち着くので、本腰を入れて準備しようかなと。

 
- 今後予定されているリリースは?

YAPAN: 8月14日にキューン時代の音源をまとめた『琉球ベスト』ってベストアルバムをiTunes限定でリリースします。あと8月14日にもう1つあって、これは『TEN TO TEN』のリミックスアルバム『TEN TO TEN REMIXES』を配信リリースします。あと(笑)、9月には、もう1つベストアルバムをリリース予定です。

  - ダンスミュージックでベスト盤を作っている人ってあんまりいないと思うんですよ。作ってみるとなるとどうなんですか?

YAPAN: 今年だったらできるなっていう感じですね。せっかく10周年だからタイミング合う時に、全部やっちゃおうって。相当バタバタはしてますけど、多少無理してでも今じゃなきゃこんなことできないし。明後日から苗場に行くんですけど、苗場でも仕事してると思うんですよ(笑)。次やるとしたら、5年後に2人が40歳になるので、結成40周年記念ベストを作ろうかなって(笑)。

哲史: 『FORTY TO FORTY』40曲入り(笑)。リミックスも40曲入り(笑)

  - 首絞めてませんか(笑)?

YAPAN: 今から仕込まないと(笑)

  - 今年詰め込んでやられているじゃないですか?来年はゆっくりしたいな~ってこととかあるんですか?

YAPAN: 一応ビジョンはあることはあるんですけど、今年はRYUKYU関係はこれ以外はできないなってのはあります。年明けてからやりたいことをどの枠に収めていくかっていうのをスケジューリングをとれたらいいなって思いますね。

哲史: 10周年ということで、せっかく勢いがついている状態だから来年もこの勢いをそのままに行きたいですね。海外でもやりたいですし。

YAPAN:あと世の中と周りのムードに合わせるのも必要だなと思ってて。チャンスが近くにきたら100%つかんでいこうと思いますね。

  - ちなみに沖縄で、何して遊んでますか?溜まり場的なとこってあったりしますか?以前、那覇市にあるCafe SANTERIAってところは、イベントがあって遊びに行ったんですが他は全然知らなくて。

哲史: 知ってますよ。友達がやってるお店です。けっこうイベントもやってますよね。

YAPAN: 僕は、今の時期だったら海で泳いでますね。ガチ泳ぎ系ですよ。ガチ泳ぎ系はまず、岩場からエントリーして足が着かないとこで泳ぐんです。やっぱり海がきれいで気持ちいいですよ。

  - 最後にWIREのコンピに「OMEDETO FIFTEEN」って楽曲を提供していますが、この曲はどういった曲ですか?

YAPAN: えっと、、、オメデトオメデトって曲ですね(笑)。WIREもそうだし、僕達もそうだしおめでたい年だから、オメデトウっていうフレーズを入れようって作っている時になって。で、他の人もやるかなって思ったけど、僕らが作ったほうがいいでしょうって思って。RYUKYUDISKOもおめでたいし、WIREもおめでたいし、一緒に祝おうってところでできた曲ですね。曲の中身は、どミニマルでアシッドでWIREにあっていると思います。

哲史: どっちもアニバーサリー!

- まさに今じゃないと作れない曲ですね!
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