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GWに行くべきパーティー/フェスティバル #03 「Electric Zoo Beach Tokyo」

 目前に迫ったゴールデンウィーク。クラベリアでは4月28日(木)から5月8日(日)に開催されるパーティーとフェスティバルのなかから、“これは行くべき”というものをピックアップし、数回にわけてご紹介。3回目に取り上げるのは5月7日(土)に幕張海浜公園で開催される「Electric Zoo Beach Tokyo」をフィーチャー。
 
Electric Zoo Beach Tokyo
動物のコスプレをして砂浜でダンス!
GW、最大級のダンスミュージックフェスティバル
 昨年初開催され注目を集めたフェスティバル「Electric Zoo」が再上陸。「Electric Zoo」の最大の特徴は、来場者が動物にコスプレしていること。近年、爆発的人気を誇るハロウィンパーティーがビーチで、しかも16,000人規模で行われたと考えると、そのエネルギーは、ものすごいものだということが想像つくだろう。
 
 「Electric Zoo」は、2009年からアメリカ・ニューヨークで行われている音楽フェスティバル。毎年9月頭のLabor Day Weekend(祝日「労働者の日」を含む3連休)に行われ、DJやライブが楽しめる超巨大都市型フェスティバル。アメリカでの開催では、過去にAvicii、Afrojack、David Guetta、ZeddといったEDM系をはじめ、The Chemical Brothers、Richie Hawtinといったテクノ系、Major Lazerなどのベースミュージック系、いわばダンスミュージックシーンのトップアーティストが出演している。そして「International Dance Music Awards」において4年連続でベスト・ダンス・イベント賞を受賞しているほどだ。
 
 “動物園”をテーマとしたデコレーション、来場者の仮装、ド派手なステージ演出。今まで類を見なかった本フェスティバル。昨年の開催を振り返り運営陣は、こう説明する。

 「初開催にも関わらずご来場頂いたお客様のほとんどが、“コスプレと共にフェスを楽しむ!”という遊び心あふれるスタンスに共鳴して下さった姿に心が打たれました。本国ニューヨークのチームも“日本のオーディエンスは本当にセンスが良くて素晴らしい”と感心していました。本国チームと話し合って作り上げたニューヨークをイメージしたメイン・ステージにくわえ、“BEACH”というインフラや“ZOO”というキーワードをもとにした雰囲気を楽しんで頂いたとなれば幸いです」


映像は昨年の様子を収めたアフタームービー
 
非日常を生み出せる“お祭り野郎”
Steve Aokiが今年も登場!


 今年のラインナップを見る限り、EDM系のサウンドが主体なわけだが、なんといってもSteve Aokiの登場は大きい。彼は間違いなく“ブチアゲ”てくれるアーティストだ。筆者も彼のパフォーマンスを初めて見たときに、彼と会場の熱気に驚いたひとりであり、それは運営陣にSteve Aokiの魅力を聞いても同じ意見だった。

 「やはり有り余る熱量から繰り出されるパフォーマンスにくわえ、確かなセンスに基づいた選曲が彼の魅力です。自身のヒット・チューン満載のプレイですし、やっぱり“ケーキ”の存在でしょうか。ちなみに数年前よりも彼にお願いされるケーキの量が最近増えてきました(笑)。あれはお客様が怪我をしないように入念にチェックをしていますので、プレゼントだと思って快く体全体(できれば顔面)で受け止めてください」

 なお、Steve Aokiのヒット・アンセムだらけの最新アルバム『Neon Future Odyssey』を予習しておくと彼のプレイをもっと楽しめるのでオススメ。

 もう2組ほど、とくに注目なアーティストがいる。双子姉妹のDJデュオNervo(ナーヴォ)とイタリアのレジェンドBenny Benassiだ。

 Nervoは「Tomorrowland」や「Ultra Music Festival」といった世界トップフェスティバルをはじめ、日本でも「SONIC MANIA」や「Big Beach Festival」にも出演を果たしている。世界的音楽メディアDJ MAGが発表しているDJ世界ランキング「TOP 100 DJs 2015」では24位を記録(なお25位はDeadmau5)。DJのほかには、プロデューサー、シンガーソングライター、モデルもこなす多才な姉妹だ。場数を多く踏んでいるため、DJプレイは安定しているし、音楽以外の側面においても彼女たちの存在は、フェス全体の雰囲気をよりポジティヴにしてくれるはずだ。

 Benny BenassiはMadonna、Britney Spearsなど超大物アーティストが彼にリミックスを依頼するほどの人物。2008年には、Public Enemyの「Bring The Noise」のリミックスでグラミー賞「ベストリミックスレコーディング賞」を受賞している。最近だとChris Brownとコラボーレーションした「Paradis」も人気だ。ビーチで彼のハウスは、きっとはまるはずだ。


  裏テーマは“深海”
ビーチならではの演出に期待!


フライヤーのイメージから、そのテーマを匂わせていたが、今年はメインテーマの“ZOO”にくわえ、“深海”という裏テーマも設けられている。今年の音楽以外の仕掛けについて聞いた。

「メインステージのデザインも“深海”をテーマとした世界観を現すものに仕上がりそうです。世界でも指折りのステージデザイナーの力を借り、まだ誰も見たことのない素晴らしいものになると思っています。当日は視覚でも存分に楽しんでください」

 ニューヨークは会場が公園エリアだが、日本はなんといってもリアルなビーチというロケーションが魅力。しかも、都内からのアクセスもいいのが嬉しいポイント。本格的な夏が到来する前にビーチパーティーを楽しめるこの機会はとにかく見逃せない。
(※海は泳げませんのであしからず)

なお、ゆっくりフェスを楽しみたいという読者はプレミアムチケットを購入するのがオススメ。高台から観覧できる専用ビューイングエリアの利用にくわえ、スムーズに入場できる専用入場レーン、専用クローク、1ドリンク・チケットが付いてくる。


開催概要
開催日:5月7日(土)
会場:海浜幕張公園(千葉県千葉市)

■詳細
http://electriczoo.jp/2016/