NEWS

GWに行くべきパーティー/フェスティバル #05 「Rainbow FESTIVAL 2016」

 目前に迫ったゴールデンウィーク。クラベリアでは4月28日(木)から5月8日(日)に開催されるパーティーとフェスティバルのなかから、“これは行くべき”というものをピックアップし、数回にわけてご紹介。5回目に取り上げるのは5月3日(水・祝)に高知県高知大劇ビルで開催される「Rainbow FESTIVAL 2016」。
  
 
 5月3日(水・祝)高知県高知大劇ビルで、新たなダンスミュージックフェスティバル「Rainbow FESTIVAL 2016」が開催される。”四国最大”というキーワード、そして高知県という開催地が印象的な本フェス。この記事では見所・そして運営の背景を、主催竹内さんのコメントを交え紹介する。
  

 

 
EDMからテクノまで、かつてないスケールで開催される新生フェスティバル
 
 まず何と言っても注目すべきは、出演アーティストの豪華さだろう。美貌と才能を兼ね備えたウクライナのフィメールDJ NASTIAが出演。レーベルPropaganda Recordsの主宰であり、ウクライナ最大級のフェスティバル「Kazantip」のクルーとしても活動。5月4日(水・祝)晴海客船ターミナルで開催される「CIRCOLOCO JAPAN 2016」への出演も決定している。彼女の繰り出すトワイライト・テクノやメランコリックなミニマル、削ぎ落とされたゲットーファンクやディープハウスは、ヨーロッパを中心に世界中のクラウドを魅了している。そして日本からは、90年代にMONDO GROSSO名義で活躍し、現在国内外のアーティストのプロデュース/リミックスも手がける大沢伸一。ユニットCAPSULEとして活動する傍らPerfume/きゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースも手がける中田ヤスタカ。国内を代表するDJ/トラックメイカー/プロデューサー/ターンテーブリストのDJ BAKU。ファッションモデルとして知られる中本格的なテクノDJとしても活躍するELLI ARAKAWA。大阪を中心に活躍し、海外でのリリースも果たしたビートメイカー/プロデューサーSEIHO。さらに「SonarSound」や「Rainbow Disco Club」などに出演経験があり圧巻のパフォーマンスを魅せるユニットDUB-Russellが、映像作家 吉田恭之とのコラボBOSOZOKUセットを披露する。都内でもなかなか揃って見ることのない面々、そして本格的な映像や演出にも注目だ。
 
 
■ELLI ARAKAWA @ Dommune 2015/07.23


 
■BOSOZOKU live @ ELEKTRA 16
 
大盛況に終わったプレパーティー


 4月2日(土)に同会場高知県大劇ビルにて開催された「Rainbow FESTIVAL2016 プレパーティー」には、国内を代表するテクノDJ石野卓球、国内外で活躍するDJ KYOKO、現在EDMシーンで注目を集めているDJ Tiaraなど、こちらも豪華キャストが出演し大きな話題となった。本パーティーでは、きゃりーぱみゅぱみゅらが出演する大型フェスなどを手がける関西最強の演出チームが参加。Lighting/LaserをSOLA、VJをKOZEEが担当し、圧倒的な空間演出がなされた。当日は600人が来場し、お酒がすべて売り切れるほどの盛り上がりをみせたという。
 
▪︎
HAYATO IWAKI Rainbow Festiva Pre Party

 
クラブシーン逆境の中今後の発展が期待される有望な一大イベント

 ここ数年で県内にあったクラブの数が減少しつつあるという高知県。昔はゲストアーティストがいないクラブイベントでも千人強は集まったが、今ではゲストを招致しても集まって600人程度だという。しかし昨年Nina Kravizが高知県で公演を行うと非常に大きな盛り上がりを見せ、集客は名古屋での公演を上回った。「Rainbow FESTIVAL 2016」主催の竹内さんはこう語っている。
「高知の若い子たちが喜ぶようなイベントが少なく、このままではダンスミュージック離れが加速してしまうと思っています。昨年のNina Kravizもそうですが、しっかりとしたダンスミュージックイベントを開催すれば、大勢の人が集まります。クラブもほぼ無くなってしまった逆境のなか、このようなフェスティバルを開催することにとても大きなやりがいを感じるとともに、若い世代にももっと音楽の楽しさを伝えてあげたいという使命感も感じています。高知でのイベントはDIY要素が強く、今回のフェスも機材は持ち込み、ステージは自分たちで組み、一丸となって作り上げています。今後も東京、大阪だけでなく、四国でも大きく盛り上がるようなイベントをどんどん開催して、文字通り日本全国を盛り上げていくことが目標です」
 今後は定期的にフェスやパーティーを開催し、ゆくゆくは野外フェスや高知の美しい海でビーチパーティーも開催したいという竹内さん。なんと次回の「Rainbow FESTIVAL」が今年夏に開催されることもすでに決定しているという。志もバイタリティも高い、今後の展開に期待大の有望なフェスティバル。記念すべき第1回目は大注目だ!
 
開催概要

開催日:5月3日(火・祝)
会場:高知大劇ビル(高知県高知市)

■詳細
http://www.rainbowfes.com/#artist