禁止にしたのは、同クラブのオーナーKenny Summit。彼が自身のFacebookページで発表した。 下記は6月1日(水)にFacebookに投稿された内容。
Cure And The Causeからの報告
下記ケース以外のDJブースでのラップトップ使用を禁止。
・ターンテーブリストのセットでヴァイナルをコントロールする場合
・Jazzy Jeff系のセット
・もしくはライブセットでその場でプログラミングをする場合
補助輪付きでDJするのはもう止めて、出演するなりの技術を身につけてほしい。Pioneerは無くなったりしないし、ずっとスタンダードな機材。CDJの使い方を勉強して無料で使えるRekordboxを使ってくれ。$40のUSBを買えば何千時間分の音楽を入れられるんだから。このクラブは才能を披露する場所なんだ。君たちの才能を待っている :)
■Kenny Summit FBページ
https://www.facebook.com/kenny.summit
/posts/10210009380259018
この文章が投稿されると、「よく言った!」、「本当にそのとおり」といったコメントから、「なんて偏屈的な考えなんだ」「最低」など、100件を越えるコメントが殺到。その後多数の海外メディアで取り上げられ、Richie HawtinがTwitterで下記コメントを投稿した。
‘ ‘ こんな馬鹿げたルール聞いたことがない!アーティスト個人のアプローチ方法を制限して創造力を窮屈なものにする方がよっぽど退化するよ’ ’
これに対しSeth Troxlerは、‘ ‘ 君には悪いけど俺は賛成だな。ビートマッチができないキッズが多すぎる’ ’ とコメント。
■Richie Hawtin twitter
https://twitter.com/richiehawtin/status
/738370592018169856
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するとRichieは‘ ‘ 確かにプロ意識はアーティストにとって重要で、自分が何をしているのかきちんと解っている必要があるっていう意見には賛成だよ!君がどんな現場を経験してきたか想像がつくよ ;) ’ ’ と返答した。お互いの思いを知り理解し合ったようだ。
今回の騒動でFBやTwitter上で飛び交った意見をみると、アナログな技法を重んじるアーティスト、最先端の技術を駆使して新しいアートを突き詰めるアーティスト、さまざまなスタイルが混在していることがわかる。英語での投稿がほとんどだが、読んでみるとDJの今が見えてくるかもしれない。
■参照元:billboard
http://www.billboard.com/articles/news/dance
/7393434/richie-hawtin-seth-troxler-debate
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