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Ultra Japan 2015

 9月19日、20日、21日の3日間で開催された「Ultra Japan 2015」。9万人にも及ぶダンスミュージックファンが来場し、昨年に続き大盛況で幕を閉じた。

Text:Ryosuke Kimura(clubberia)
Photo:(c) ULTRA JAPAN 2015, clubberia編集部
 
 晴天にも恵まれ、3日間を通してとても穏やかな気候。訪れた人も心地よい時間を過ごすことができたのではないだろうか。国内のダンスミュージックイベントでは他に類を見ない大規模なフェスティバルだが、統率された運営、スタッフの対応なども実に機敏で、フェスティバルとして確立されている印象を抱いた。
 
 
 メインゲートをくぐり抜けて場内へ進んだ先は、「WORLD WIDE STAGE」「RESISTANCE」が開催されたステージや「UMF RADIO STAGE」が存在するエリア。ゆっくりと食事や音楽を楽しむ人が多く見られ、メインステージとは違う緩やかな時間が流れている。そこから「ULTRA PARK」を抜けてメインステージへ向かうのだが、その途中は木々が立ち並ぶ綺麗な芝生エリア。当日の気候と相まって、穏やかでピースな空間が広がっていた。芝生に座り会話を楽しむ人、休息を取る人など、それぞれが思い思いにその空間を楽しんでいるのも印象的であった。実際に足を運ばなければわからないかもしれないが、こういったフェスティバル特有の空間も「Ultra Japan」の魅力のひとつなのだろう。
 
 
 「MAIN STAGE」には常に人が溢れており、国内のロックフェスティバルにも全く引けを取らない壮大なステージがそびえ立つ。世界を代表するアーティストたちのパフォーマンスに多くのダンスミュージックファンが熱狂し、どの時間帯も大きな盛り上がりを見せた。メインステージ後方には音楽配信アプリ「AWA」ブースや、PCメーカー「Lenovo」ブースなど、エンターテインメント性の高いブースも数多く並び、フェスティバルを楽しむための新たな形を示していた。


 
 「Ultra Japan」といえば、来場者のファッションにも毎年注目が集まる。若い年齢層の来場者が多いこともあり、どのエリアに居てもファッショナブルな人々が目立っていた。EDMフェスティバルらしいコスプレで着飾る人、オフィシャルTシャツを上手に着こなす人、もちろんトレンドのアイテムを取り入れて自由にファッションを楽しむ人など。これも、多くの人が集うフェスティバルの醍醐味だろう。


 今回クラベリアがお届けするパーティーレポートでは、多くのスナップフォトを公開しているので、「Ultra Japan 2015」を振り返りながら、さまざまなファッションを楽しんでみてはいかがだろう。