ソーシャルサービスがもたらした「人類総アーティスト化時代」到来!?

 Blog、Myspace、Mixi、Twitter、Facebook、Soundcloud、Mixcloudなどなどなど、挙げりゃ両手じゃ収まらないほど、日本でもソーシャルネットワークサービスの日常化が進んだ2012年。ようやく、旧態依然とした媒体は消え、本当に魅力をもった媒体が台頭。作られたアーティストの化けの皮が剥がれ、本当に魅力あるアーティストをエンドユーザーが自由に選び、クラウドサービスをフル活用し、地方在住であろうが一夜にしてスターダムにのし上がれる人類総アーティスト化時代が到来!なんて、夢のような話が全く起きなかった日本。これには英語が共用語でないため、国外の状況、海外発のサービスをリアルタイムに体験することができなかったことも大きく関係しているが、それ以前に、日本の音楽業界自体が、新たな改革を受け入れず、長きに渡り肥大化してきたことによるところが大きいだろう。
 アーティストを生業としたいと思っている諸君、レコード会社と契約なんてしてる場合じゃない、作品を作るためにレコーディングスタジオを押さえてる場合じゃない!世に自分の作品を届ける方法なんて、無限に選択肢がある時代になったんだ。本気でアーティストを目指すならば、曲作り~制作~流通~宣伝まで、全てを自身でこなせる術を身につけよう。この先30年、音楽で飯を食えるのはそんなアーティストだ。