音楽が売れない、CDが売れないなんて、ただの負け惜しみ。良い作品は売れます!

 現在、代官山"AIR"や"SOUND MUSEUM VISION"を手掛ける村田大造さんと運営しているレーベル<Heartbeat>は、2013年の1月で早3年目を迎えます。そして、12月5日にリリースしたDerrick May主宰<TRANSMAT>の10年ぶりのレーベルコンピレーションが節目の10作品目になります。
 ハートビートという言葉があります。それは、反復のリズム、心臓の鼓動という意味ですが、この鼓動=ビートが踊り出したくなる大元の原因とされています。ドクンドクンと一定のビートを刻む心臓の鼓動、この「ド」という部分を表、「クン」という部分を裏とすると、表裏表裏…というようになり、表にアクセント(強拍)があり、自然なビートを生み出していることがわかります。躍動するビート、心臓の鼓動、心の鼓動、身体の鼓動、全てをここにシンクロさせます。クラブに行けなくても、作品を通じてダンスミュージックから生まれるハートビートを感じられる、クラブを擬似体感出来る作品づくり。これがレーベルの基本コンセプトです。
 レーベル第1弾は、Derrick mayの13年ぶりのミックス作品でした。まさに、この作品は、レーベルのコンセプトそのもの、リアリティーの塊でした。そしてその塊は、10,000枚を超えるセールスを記録しました。そして、Francois K.、Jazztronik(野崎良太)、Timmy Regisford、Dixon、Gilles Peterson、DJ Emmaへと続いて行きました。このレーベルのトータルプロデューサーの村田大造さん、そして、グローバルハーツのスタッフの皆さん、DJのエージェントの方々のご協力とご尽力で素晴らしい作品をリリースすることができています。
 年の瀬にあたって、あらためて感謝を言いたかったわけです。そして、ちょっと宣伝も(笑)。レーベルの現場監督として、日本を代表するダンスミュージックレーベルにするべく、そして、世界のダンスミュージック好きに注目されるような丁寧な作品作りを心がけていくつもりです。これからも皆様のお力添えをよろしくお願いします!2013年が皆様にとって輝ける素敵な年になりますように!