アナログ盤は世界的に好調!'12年は国内タイトルも盛り上がりました。

 音楽業界はもっぱら不景気な話のほうが多いようですが、JET SETがメインで取り扱っているアナログレコードに関しては、ここ何年もタイトル数とプレス枚数の増加傾向が続いていて、ちょっと事情が違っています。音楽産業の主流がデータリリースとなってきている中で、アートワークを含めたフィジカルリリースならではの魅力を追求した場合、見た目のサイズも大きく存在感たっぷりのアナログ盤が、CD以上に作品性をアピールできるフォーマットとして再評価されるのは、自明の理かもしれません。
 ダウンロードコードが封入されている作品も多く、例えばパソコンや携帯電話で音楽を聴く場合の利便性を比較しても、CDとの差は少なくなっています。とくに最近では「データとレコードのみでリリースし、CDは制作しない」という形態も急速に増えていて、まだしばらくこのアナログ人気の傾向が続いてくれそうな気配です。
 で、そんなアナログレコードを取り巻くポジティブな状況は、これまで基本的に海外の作品、輸入盤を中心にしたお話だったのですが、こと'12年は国内タイトルのリリース、セールスについても顕著な人気回復を実感できた年でした。JET SETで企画・制作したアナログタイトルに限っても、きゃりーぱみゅぱみゅやtofubeats、Evisbeats、ZAZEN BOYS、一十三十一、Fishmans+、キリンジ、Ogre You Assholeなどが次々とヒットし、手前味噌ではありますが、国内のアナログ市場の活性化に少なからず貢献できたのではないかと思っております。JET SETでは、来年以降もビックタイトルを企画中ですので、ぜひとも注目していてください!