音楽が正当にシェアされ、継承されていくために。

 2012年は、Low End Theory Japanというパーティを年3回やりました。年末にはdublab.jpをスタートさせてFuture Rootsというイヴェントも開催しました。次々とやるべきことが起こり、慌ただしくて大変でしたが、いろいろな人達と協力し合いながら場を作っていくと いうことからは、とても充実した時間を得られました。
 また、そこからいろいろなことを学べました。それは、音楽は何のためにあるのだろうと考え直す大切な時間だったとも思います。年齢を重ねるごとに、生きていくことと音楽との結び付きについて考えるのですが、特に、音楽が特別な何かであることで放っている魅力と、音楽が身近にあることで与えられる豊かさのバランスについて考えを巡らせました。そして、音楽を伝えることに関係するエゴイスティックな考えには、僕はもう付いていけません。音楽が正当にシェアされ、継承されていくためにできることを2013年も継続できたらいいと思います。