宇宙の神秘、そして野外フェスの発展を感じた1年でした

 2012年は、2つの天体宇宙ショーが大きな話題となった年でした。まず、5月には173年ぶりに東京都内で金環日食が観測されました。その影響もあり、11月のオーストラリア・ケアンズでの皆既日食に非常に注目が集まりました。5月は「渚音楽祭 東京」、11月は「ECLIPSE 2012」という音楽と天体宇宙ショーが融合した大型の音楽フェスティバルが開催され、シーンとの関わりが非常に深い日食を多くの方が体験できたと思います。
 Motherがオーガナイザーとして参加した「ECLIPSE 2012」は、日本から約1000人もの野外フェスティバルフリーク/エクリプスハンターが参加しました。これは海外フェスへの日本人参加者数では史上最大ではないしょうか。さらに12月15日~21日にかけて、マヤ暦の終焉といわれる日に合わせてメキシコで「TIME AND SPACE」フェスが開催されました。日本でも世界でも天体や宇宙の神秘にまつわる出来事やフェスが多い1年でした。
 野外フェス/パーティー文化とともに成長を遂げてきた「Mother」としては残念ながら、2012年も野外パーティーを開催することは叶いませんでしたが、ここ数年、国内でも大小を問わず、野外フェスの数が確実に増えてきて、文化としては定着の方向に進んでいるように思います。「BIG BEACH FESTIVAL」や「HACIENDA FESTIVAL」など、海外のビッグフェスを日本へと招聘する動きも顕著になってきましたね。
 国内、海外を問わず、良質なフェスが広がっていることを肌で感じることのできた1年でした。日本のフェスティバルシーンは、より多様性を持って発展の道を歩んでいるように思います。
 先日10周年という大きな節目を迎えたMotherとしては、2013年こそMotherの真骨頂である野外パーティーを開催できるよう頑張っていきたいです。