「ベッドルームから世界へ」なんて、無責任にも夢のあるサブタイトルを付けましたが、あながち不可能なことではありません。ノートPCと楽曲制作ソフト(DAW)だけを使って、世界のレーベルからリリースや海外ツアーをしている人もいるくらいです。楽曲制作ソフトGarageBandは無料で配布されていますし、アプリだってたくさんあるので、その気になればデスクトップミュージック(DTM)は、いつだって始められます。 ただ、始めようと思った時にまず悩むのが、何を買っていいか分からないこと!なので今回の特集では、DTMを始めようと思っている読者のみなさんに向けて、人気DJ機器/楽器店のPowerDJ'sと共に、初心者にオススメの商品をご紹介します。
パソコンで音楽を始める上でも最も重要になるのがDAW(デジタルオーディオワークステーション)。いわゆる制作の為のソフトで、録音、ミキシング、マスタリングなどすべての作業をパソコンで行えるようにするものです。ホストアプリケーションとも呼ばれ現代の音楽制作においてもっとも中心的な存在です。
Maschineシリーズ
Native Insturments
音源を豊富に搭載したソフトウエアと専用コントローラーを組み合わせたハイブリッドマシン。スケール、コード、アルペジェーター機能により楽器が演奏できない人でもアイデア次第でトラックメイキングが可能。
Ableton Live
Ablton
柔軟なオーディオ編集とリアルタイムパフォーマンスを得意とし、リミックスからDJパフォーマンスまで幅広く対応。親和性の高いコントローラーも多く発売されており、将来を見据えたプラットフォームとして最適。
DAWを用意したらもちろんそのままスタートしても問題ありません。ただ多くの設定をキーボードやマウスで動かすのは大変ですし、面白みに欠けるかもしれません。そこでMIDIコントローラーの登場です。フィジカルでつまみやフェーダーを設定できるほか、鍵盤を引いたりパッドを叩いて音を出すことが可能なります。
ここからはステップ2になります。まずはDAWをたくさん触ってください。ある程度時間が経って、DAWに入っている音源で物足りなくなった時は、様々な音源が入っているプラグインソフトウェアを使って音のバリエーションを増やしてみるのをオススメします。
Komplete 10シリーズ
Native Insturments
NI社の膨大な音源/エフェクト群!130GB以上容量のKOMPLETE10と440GB以上のKOMPLETE 10 ULTIMATEをご用意。専用鍵盤KONTROL Sシリーズも発売されている。
Trilian、Stylus RMX、Omnisphere
Spectrasonic
リズム/シンセ/ベースをまかなえ、三種の神器と呼ばれるソフト音源。即戦力となる音を多数収録。特にユニークなサンプリングによる豊富なライブラリのシンセ音源OMNISPHEREはマスト。
リスニング用のスピーカーは、心地よく音楽を聴けるようにするため音に色付けがしてありますが、モニタースピーカーは、原音に忠実な特性があります。DAWなどと一緒に揃えると、まとまったお金が必要となるのでプラグインソフトウェア同様、ある程度DTMを行ってからでもよいでしょう。
RP5 G3
KRK
1つ1つの音の密度が濃く低域の鳴り方にガッツのあるサウンドが特長のモニタースピーカー。EDMの特長でもある煌びやかなシンセサウンドと太い低域をバランスよく再生してくれる。
S-DJ 50X
Pioneer DJ
プロスタジオ用モニタースピーカーの技術を盛り込んだ迫力のある重低音と立体感を楽しめるモニタースピーカー。音楽制作だけでなくDJ用モニター、リスニング用としてもオススメ。
AIRA 4
RCF
まろやかな中高域と低域のファット感に定評のあるモニタースピーカー。コンパクトサイズながらパワフルなサウンドが特長でリスニング環境によって音質調整が可能。
POWER DJ’s
人気のデジタルDJからCDJ、ターンテーブル、アクセサリー類、DTMまで何でも揃う総合ショップ。渋谷と池袋に実店舗があり、豊富な知識を持ったスタッフが機材に関して丁寧にアドバイスをしてくれる。WEBサイトでは、アーティストやメーカーへ行ったインタビュー記事や、毎日更新されるブログも人気。
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