都市型野外フェスの走りとして2003年より開催されてきた「渚音楽祭」が2年振りに野外で開催される。多くのフェスやレイヴが出来ては消え出来ては消えを繰り返していくなか、その時々で場所を変えながら今年で11年目を迎える。昨年は屋内での開催となったため、野外での開催は今年で10周年だ。今回は、会場を味の素スタジアムのブレンディ広場に移し、野外に帰ってきた「渚音楽祭 東京 2013」にスポットを当ててご紹介したい。

今ままで渚のメインステージである"太陽"は、ハウス、テクノ、トランス、ブレイクビーツなどなど、本当にさまざまな音楽が流れていた。ただ今年は、Phil Hartnoll (Orbital) 、ASTRAL PROJECTION (from Israel)、YOJI(dieTunes)、Banco de Gaia (from UK)、Q’HEYとテクノ、トランス色の強い野外で栄える音楽が中心だ。また、ステージも多いので様々な音楽が聞けるのも渚らしいポイントだろう。

今まで渚が行われていたお台場もアクセスしやすかったが、今回の味の素スタジアムブレンディ広場も新宿駅から約30分と好アクセス。さらにバスも4系統走っているので、今までで1番アクセスしやすい渚だろう。また、味の素スタジアムブレンディ広場では初開催なので、どのような雰囲気になるのかも野外ならではの楽しみのポイント。下が舗装されているので汚れる心配がないのも嬉しい。

昔からチケットの価格設定が安いのも渚ならでは。このラインナップでこの価格!と毎回驚かされる。また5枚1組、10枚1組のグループ券を買うとさらにお得に。また、前売り券+VIPパスのチケットも売っているのでゆとりのあるスペースで楽しみたいって方は、こちらがオススメ!

2年ぶりの野外での開催と聞くとあまり貴重な印象はもたないが、そうではない。以前は、毎年春と秋に開催されいただけに、2011年以降の年1回ペース(東京のみ)は、ものすごく少なくなった印象がある。そして、昨年は金冠日食に合わせてageHa/Studio Coastで初めて屋内で開催されたが、やはり渚を渚らしく楽しむには、東京という特別な街を感じれる屋外の場所が1番渚らしい。













ダンスミュジーックシーンで最も有名なアーティストのひとりであるOrbital。彼のDJセットは予測不能でありながら、新旧さまざまなトラックをミックスアップしてゆく。渚のフィナーレを飾る彼のセットがどのような瞬間を創造するのか! シーンの中でも影響を与え続けるアーティストとして知られ、イスラエリトランスというジャンルを確立させたASTRAL PROJECTION。渚-TOKYO-にイスラエルからGoa/Psychedelic/Israeli Trance界の神と称される、Astral Projectionが光臨。
20年に及ぶキャリアにおいて、絶えずクラブシーンに新たなる感動と興奮をもたらす世界的DJ/プロデューサー。流麗なるパフォーマンスを含んだDJプレイは、長年に渡って熱狂的なまでの支持を得ている理由といえる。 世界のエレクトロニカ・シーンの変革/進化を先導し、幾多のダンスフロアで光りを放ち、多くの新しいアーティスト達にインスピレーションを与えてきたBanco de Gaia。来日公演としては、実に11年ぶりとなる今回のライブに乞うご期待!
今年15年周年を迎える国内最長寿テクノパーティー「REBOOT」を主催。またレーベル「MOON AGE RECORDINGS」を主宰するQ’HEY。日本のテクノシーンをリードする存在として常に最前線で活躍している。 ShpongleのパーカッショニストでもあるNogeraと数々のダンスフロアをロックし続けて来たDj TarrU からなるユニット。様々なダンスミュージックの要素を取り込み、常にオーディエンスの期待を遥かに超えたパフォーマンスを繰り広げている。 90年代初頭、T.T.T. Recordsや、世界各国のトランスレーベルから数々のリリースを重ねており、2002年にはRee.KとのレーベルHypnodiskを始動。日本を代表するトランスアーティスト。 ふたりの打楽器と声の独創楽団。場と一体となり、抑揚と瞬発力にあふれた音を次々と繰り出す。年間100本を超えるライヴを展開し、その活動はアメリカ/シカゴはじめカナダ、オーストラリア、タイ、韓国などへもおよぶ。