クラベリアスタッフがセレクトするベストアルバムをご紹介していきます。
日々オフィスに届くサンプルCDや、自分たちで購入したアルバムの中で、実際にしっかりと聴き込んだタイトルの中から、その月のベスト作品をセレクト。
有名なアーティストからコアなアーティストまで、趣味趣向で好き放題に選んであります。
レコードでも なくデータでもなく、あくまでCDでリリースされたタイトルをチョイス。DJ、クラブ愛好家からビギナーまで、読者のみなさんすべてに興味を持っていただけるのではないでしょうか。 も し興味が湧いたタイトルがあったら、ぜひレコードショップやレビュー内のリンクでチェックしてみてください。


  • THESONGSAYS
  • Lovers Do

  • Artist:BRUNO PRONSATO
  • No:SONG06CDJP
  • Release Date:2011/06/11
  • Price:¥2,310円(tax in)

  • 待ってました!日本でも絶大な人気を誇るBruno Paronsato待望のニューアルバム「LOVERS DO」。2008年に"HELLO? REPEAT"からリリースされたアルバム「WHY CAN'T WE BE LIKE US」では、各ヨーロッパメディアでも絶賛され、彼の才能が新たに開花された作品であった。
    今回はさらに有機的であり、マシンサウンドと生音の融合が見事にマッチしている。また、彼の妻であり、Public LoverでもおなじみのNinca Leeceの美声も絶妙なタイミングで散りばめられ、中広域の広がりをより厚みを増している感じがする。
    全8トラックがスムーズに耳に入って体全体で消化していくこのアルバムは、クラブでの鳴り、家での鳴りを両方で楽しめる作品だといえる。細かい音作りの結晶が生んだ今回のアルバムは、DJだけでなくリスナーも超必聴!(takata)

  • 01. Lovers Don't
  • 02. Anybody But You
  • 03. Trio-Out
  • 04. An Anne Around The Neck
  • 05. An Indication Of The Cause
  • 06. Feel Right
  • 07. Wintermusic For Summer
  • 08. Lovers Do

  • http://www.clubberia.com/music/releases/3562



  • W Records
  • Palace

  • Artist:DJ W!ld
  • No:WCD01
  • Release Date:2011/07/23
  • Price:¥1,850円(tax in)

  • "Robsoul"、"Soweso"、"Catwash"、"Oslo"などからコンスタントに作品をリリースしている大好きなアーティストの1人「DJ W!ld」のアルバムです。本作はキャリア15年にして初のフルアルバムらしいです。Chris Carrierとのレーベル"Catwash"に続き、自身の新たなレーベル"W Records"からのリリース。アルバムからのシングルカットで12インチが何枚か出てて、ひそかにアルバムを楽しみにしてました。
    彼の作品はシカゴハウスを思わせるボトムラインが特徴的。ジワジワと展開していく上音や、ボイスサンプル、エスニック風のメロディラインを上手くつかって、ハメて踊らせてくれるハウストラックが多く、本作でもそんな彼のスタイルが感じられます。聴き方によっては情熱的なトラックが多いので、大箱やこれからの夏のビーチや野外なんかで映えそうな気もします。
    あと、まだネット上でのミックスしか聴いたことないですが、彼はDJとしてもイケてます。"CIRCOLOCO"でレジデントを務めるようになってから一気にオファーが増えて、売れっ子になったみたいです。それはわかる気がします。トラックやプレイがいいのはもちろんですが、名前が「DJ W!ld」ってカッコよすぎ!「I」が「!マーク」ってのがヤバイですw 響きもいいし。しかもイケメンのフランス人ときたら完全に花形DJです。そんな彼のフルアルバムや12インチをぜひ聴いてみてください。(tamotsu)

  • 01. Last Summer
  • 02. Amor
  • 03. Another Day
  • 04. Con Leche(Vers!on 303)
  • 05. B!zaz
  • 06. Take A Tr!p (Feat. Hector Moralez)
  • 07. Palace
  • 08. How ! Feel
  • 09. 5445

  • http://www.technique.co.jp/item/82691,WCD01.html



  • よしもとアール・アンド・シー
  • Era Extran~a

  • Artist:Neon Indian
  • No:YRCG-90063
  • Release Date:2011/09/07(日本先行発売)
  • Price:¥2,300(tax in)

  • デビューアルバムで好評価を得たNeon Indianのセカンドフルアルバム「Era Extran~a」が9月7日にリリースされる。Neon Indianとは、プレスリリースにある肩書きによると「ウォッシュト・アウトと双璧をなすチルウェイヴのパイオニア」ということ。……なのだが、個人的にはチルウェイブとかグローファイとか、音の区分けをするために後付けで作られたジャンル名などどうでもよく、ただ日曜の午後に家で料理でもしながら気持ちよくすごすための(そして非ダンスのための)ダンスミュージックだと思っている。
    アルバムリリース前なので、筆者もフリーダウンロード中の1曲「Fallout」しか聴けていないのだが、早くもド肝を抜かれそうな圧倒的な存在感に、ここで紹介せざるを得ない。このまったりとした浮遊感、なんともいえない陶酔感は、聴けば聴くほどサイケデリックな、情景が眼前にこみ上げてくる。この曲はリリース前のプロモーションで1曲丸ごとフリーダウンロード実施中なので、ぜひ手に入れてほしい。
    そしてなんとこの「Era Extran~a」初回盤には、日本未発表1stアルバム「サイキック・キャズムス」の全12曲が追加収録されるとのこと。つまりアルバム1枚購入すると、もう1枚ついてくるってコト!奥さんとってもお得じゃないですか!!(HAL)

  • 解説、歌詞、対訳付 日本盤ボーナス・トラック収録
  • 01. Heart: Attack/ハート: アタック
  • 02. Polish Girl/ポリッシュ・ガール
  • 03. The Blindside Kiss/ブラインドサイド・キッス
  • 04. Hex Girlfriend/ヘックス・ガールフレンド
  • 05. Heart: Decay/ハート: ディケイ
  • 06. Fall Out/フォール・アウト
  • 07. Era Extran~a/エラ・エクストラーニャ
  • 08. Halogen (I Could Be A Shadow)/ハロゲン(アイ・クッド・ビー・ア・シャドウ)
  • 09. Future Sick/フューチャー・シック
  • 10. Suns Irrupt/サンズ・イラプト
  • 11. Heart: Release/ハート: リリース
  • 12. Arcade Blues (Single)/アーケイド・ブルース(シングル)
  • 13. Eras Ending Above Us/エラズ・エンディング・アバヴ・アス(日本盤ボーナス・トラック)
  • 14. (Am)/(Am)
  • 15. Deadbeat Summer/デッドビート・サマー
  • 16. Laughing Gas/ラフィング・ガス
  • 17. Terminally Chill/ターミナリー・チル
  • 18. (If I Knew, I'd Tell You)/(イフ・アイ・ニュー、アイド・テル・ユー)
  • 19. 6669 (I Don't Know If You Know)/6669(アイ・ドント・ノウ・イフ・ユー・ノウ)
  • 20. Should Have Taken Acid With You/シュド・ハヴ・テイクン・アシッド・ウィズ・ユー
  • 21. Mind, Drips/マインド・ドリップス
  • 22. Psychic Chasms/サイキック・キャズムス
  • 23. Local Joke/ローカル・ジョーク
  • 24. Ephemeral Artery/イフェメラル・アーテリー
  • 25. 7000 (Reprise) /7000(リプライズ)
  • ※日本初回盤のみファースト・アルバム『サイキック・キャズムス』の全12曲(Tracks 14-25)をボーナス・トラックとして追加収録

  • http://neonindian.com/neonindianhomepage.cfm



  • THE BEST THINGS WE REALIZED

  • Artist:HERBEST MOON
  • No:TBHRCD018
  • Release Date:2011/07/06
  • Price:¥2,800円(tax in)

  • 「ダンスミュージックと正面から向かい合おう」というのが、HERBEST MOONを始めようとしたときのコンセプトだったと、ILL-BOSSTINOはオフィシャルサイト上で語っている。今回、私が7月のベストアルバムとして取り上げるこの作品は、今まで発売された作品の中から厳選した楽曲に加え、当時アナログのみに収録されいた楽曲が収録された彼らのベストアルバムといった内容になっている。
    私自身、12インチでリリースされた「Reachin' / Still Reachin'」は持っているが、他のトラックを聴くことは初めてだった。全体を通して非常にスピリチュアルな印象を受けた。商業性を排除し、自分自身と向き合い裸の彼らを表現されているように思う。どうしても美しく多幸感に溢れる「Reachin' / Still Reachin'」のイメージがあったので、聴く人の深層部分に囁きかけてくるようなディープなトラックの多さに、最初は戸惑いを覚えた。ただ、こういった胸が苦しくなるようなトラックも含められているからこそ、より彼らの世界観に陶酔、魅せられたのだと思う。「Entrance」から始まり「Still Reachin'」で終わるひとつのストーリーは、苦しくも美しいすばらしい1枚だと思う。(yanma)

  • 01. Entrance
  • 02. Crush The Mirror Dub
  • 03. House Talk
  • 04. Now We Got Time
  • 05. Galaxy(Black Hall Dub)
  • 06. Batty Realized
  • 07. They Dance Alone
  • 08. We Dub The Silver Moonlight
  • 09. House Talk
  • 10. Still Reachin'

  • http://diskunion.net/black/ct/detail/110324HH055



  • Soma Records
  • Hash-Bar Loops

  • Artist:Deepchord
  • No:SOMACD091
  • Release Date:2011/06/22
  • Price:¥2,300(tax in)

  • デトロイド在住のミニマルダブクリエイター、ロッド・モデルのプロジェクト「Deepchord」。
    前作ではスティーヴ・ヒッチェルとのプロジェクト「Deepchord Presents Echospace」名義で、東京の喧騒をモチーフにし"東京の音"を生で使った作品「Liumin」をリリースしているが、今作「Hash-Bar Loops」ではアムステルダムをモチーフに、スモーキーでディープなサウンドに仕上げている。
    「Deepchord」という名前のとおり「深い和音」を奏でる音楽性を今作でも見事に表現しており、静かに広がっていくサウンドは見物。チルアウトからテクノへとゆったり流れるような音の変化が垣間見れ、アルバム全体がひとつのストーリーを持っているかのような感覚が体験できる。
    ちなみに9曲目の「City Centre」がお気に入り。(asami)

  • 01. Spirits
  • 02. Stars
  • 03. Sofitel
  • 04. PLAY Merlot
  • 05. Tangier
  • 06. Electromagnetic
  • 07. Balm
  • 08. Oude Kerk
  • 09. City Centre
  • 10. Crimson
  • 11. Black Cavendish
  • 12. Neon And Rain

  • http://www.clubberia.com/music/releases/3434