Sonarの魅力の1つにアートワークも挙げれるだろう。今回、「SonarSound Tokyo」のメインイメージとしても使用されている白い布を被ったお化けが様々な場所に登場するアートワークにシュールだけでは言い表せない不思議な感情を持った読者もおおいのではないだろうか?このページでは、その年々に使用されたアートワークを説明を交えてご紹介したい。Sergio Caballeroのドライで、どこかユーモラスな世界観を感じとってもらえるのではないかと思う。また、過去3回の「SonarSound Tokyo」のレポート写真も用意した。残念なから2002年の「SonarSound Tokyo」の写真は用意できなかったが、恵比寿ガーデンホールで行なわれた2004年と2006年の写真も是非チェックしてほしい。
2004
SonarSound Tokyo 2004
Date:9th?10th Oct 2004
@ 恵比寿ガーデンホール
Line Up:Akufen, Chicks on Speed, JUAN ATKINS×CARL CRAIG, Hiroshi Watana.be aka Tread Kaito Quadra, KARAFUTO, RADIQ aka Yoshihiro HANNO ×AOKI takamasa, Rei Harakami+Shiro Takatani, Schneider TM, SKETCH SHOW + RYUICHI SAKAMOTO = Human Audio Sponge, T.RAUMSCHMIERE, TOWA TEI×atom^, Benge, HIFANA, nujabes, and more
2006
SonarSound Tokyo 2006
Date:7th?9th Oct 2006
@ 恵比寿ガーデンホール
Line Up:Afra & Incredible Beatbox Band, DE LA SOUL, DIPLO, DJ BAKU, DJ KENTARO, DJ KRUSH, Softpad, Tucker, Del Palo presenta : GRIFFI + DJ2D2, DoraVideo, Eliot Lipp, Ametsub, ALTERN8, BOOM BOOM SATELLITES, DJ HELL, SENOR COCONUT and His Orchestra plays Yellow Magic Orchestra, ヤン富田, Jeff Mills(Lecture), and more
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1994
Concept & Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
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1995
Concept & Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
Graphic Design: Rafa Portero - Jonatan Franch / Advanced Music |
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1996
Concept & Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
Graphic Design: Albert Claret (Mubimedia) / Javi Navarro (Koxok) / Advanced Music |
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1997
Concept & Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
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1998
Concept & Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
当時エレクトロニックミュージックシーンに吹いていた寒風とは対照的に、Sonarはブラジルの官能と情熱に注目をし、きらびやかなカーニバルダンサーのグループをモチーフにした。裏側では、雪の降ったカタルーニャのクリスマスで撮影された写真がセッティングされた。Sonar特有のシュールレアリズムはここからスタートしている。
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1999
Concept & Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
ありふれた手段を使わずにペットという概念をねじ曲げることができるか?一見、どこをねじ曲げたのか分からないが凝らして見ると、シリーズを通して違和感をおぼえる同じ格好の犬はおそらく剥製だろう。そしてタイヤの上に乗せられ様々な場所へ散歩に連れて行った様子が納められている。
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2000
Concept & Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
特別な力を持った2組の双子が起こす非日常的が描かれている。片方の双子は、念動と空中浮遊ができ、もう片方は土の中でも息をすることができる。これら、女性を使用したイメージは、逆説的にフェスティバルの人気を上げているフェミニスト協会から強い反応があった。
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2001
Concept & Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
これは、裕福で保守的なスペインの家庭の肖像である。反抗的な娘からおじいちゃんまで、お母さんからお父さん、そしてお手伝いさんまで家族全員が表れる。毎日のスナップショットのコレクションと思い出の中で、人々の股には謎の液体で染みがついている。これは、1996年から2004年のアスナール時代の核家族をモデルとした挑発的な回想である。
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2002
Concept and Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
Sonarは、真に影響力の強いサッカーに焦点を当てた。スタイルがあり、サッカーの天才であり、スキャンダルの象徴である彼が再び人々を驚かせる。ディエゴ・マラドーナ、それは公共の崇拝の厳しい圧力を乗り切った伝説的人物でもあり、大きな成長を遂げたフェスティバルといった皮肉も込められている。
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2003
Concept and Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
この年のSonarは、フェスティバルスタッフをメインモチーフにすることで再びファミリーをコンセプトとした。オフィスで顔を隠して、目元を切り抜くことで、非現実と現実の間のSonarらしいイメージが制作されている。Sonarは、私たちにとって非日常的で混沌とした贈り物なのかもしれない。
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2004
Concept and Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
Sonarのエンジンがある現象によって動かされた。それは、社会的には軽々しく見られているにも関わらず、絶大な人気を保持している自家用車のチューニング/カスタマイズである。若者が車のタイヤに宝石を乗せることを夢見てお金を費やしたりする。これは、完全に驚異的であり創造的なサブカルチャーであり、またクールと言われるものから何光年も離れたところにあり、型にはまることを避けているように見える。
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2005
Concept and Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
歴史に残る詐欺師に捧げた作品。彼らの賢明であり、破廉恥な態度に敬意の念を贈り作成された。彼らは、エッフェル塔を販売したり、地下鉄を使ってボストンマラソンに優勝していたが、最後には社会の共感を獲得し、時間が経つにつれ庶民の英雄となった。もちろん、これらの人物は実在していて、この2つのストーリーは、実際にあった出来事を基に語られている。
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2006
Concept and Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
静物描写の古典的な概念と現代におけるそれの再解釈に焦点を当てられている。静物の一連のイメージの描写で特徴的なのは、非常に美しい絵仕上げによる色彩の優雅さと、照明による平穏や幸福といった調和が感じ取れる。
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2007
Concept and Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
様々な歴史の中での手術が絵画の構成法とエロチシズムの表現主義に基づいて描かれている。さらに、80年代後半のアシッドミュージックの素晴らしきアイコンである"スマイリー"がテレビニュースの特派員のように絵画の中に笑顔で紛れている。スマイリーのアイコンは観客に答えよりも多くの質問を残し、不条理を示している。
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2008
Concept and Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
人間の頭と動物の体を融合させた新種のペットを創造することを目的とした不条理な実験シリーズ。奇妙な生物の1人、"ラ・パハラッカ"は、芸術的な感性に富んでいてミニマルテクノにうんざりしており、投獄されていた檻からなんとか脱獄を成功させ、数日後にはユーロビジョンソングコンテストに参加していた物語まである。
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2009
Concept and Art Direction: Sergio Caballero / Advanced Music
この年に制作されたショートフィルムのフォーマットに基づいておりメインキャラクターは、夢の世界に暮らす超現実的な楽団。彼らは悪魔の電話ボックスから呼び出され、生きていたころの姿を失っている。
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