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LFO

WARP

90 年台初期にブリープ・ハウス(テクノ)を確立し、エイフェックス・ツイン、スクエアプッシャー、オウテカら<WARP>の同胞と共に、UKダンス・ミュージック史上、最重要アーティストの一人に数えられるLFO。マーク・ベルとギャズ・ヴァーレイが学生時代に出会い、人間の可聴域よりも低い周波数の波を発振するアナログ・シンセサイザーの部位"Low Frequency Oscillator=略してLFO"から命名し活動をスタートする。偶々<Warp>に渡ったデモをきっかけにリリースしたデビュー・シングル「LFO」が、いきなりUKナショナル・チャートのトップ12にランクインしたのを始め、続くシングル「We Are Back」、そしてデビューアルバム『FREQUENCIES』と立続けに大ヒットを記録。メディアからはブリープ・ハウス(テクノ)と呼ばれ、それまでUS音源が主流だったシーンにUK独自のダンス・ミュージックを流布させると共に、当時自ら車でレコードをお店に納品するほど手探りでアンダーグラウンドだった<Warp>の経済的基礎を築いた。しかし96年の2ndアルバム『Advance』のリリースに前後してギャズとマークは袂を分かち、LFOとしての活動は一切の鳴りを潜める。以降マークはアルバム/ライブを問わず現在まで親密なコラボレーションを続けているビョークの『Homogenic』やデペッシュ・モード『Exciter』等のプロデュースに関わっていたが、2003年に彼のソロ・ユニットとしてシングル「Freak」、そしてテクノ・ミュージックがどれほど刺激的で美しいかを我々に再認識させた3rdアルバム『Sheath』をリリースしLFO復活を高々と宣言した。