"ザ・ゴッドファーザー・オブ・ハウス"と呼ばれ、真のオリジネイターとして過去30年を超す活動の中でフランキーが成し遂げた業績は数え切れない。70年代初頭にNYでDJを始め、シカゴのThe WarehouseやNYのThe Sound Factory Barなど歴史に名を残す伝説的な数々のクラブでレジデントを務め、ハウス・ミュージックというジャンルを作った。80年代半ばから楽曲制作をスタート、 1stアルバムからの「The Whistle Song」はビルボード・ダンス・チャートで1位、UKポップ・チャートで5位にランクインするなど大ヒットを記録し、いまもハウス・クラシックスとして多くのDJたちから愛されている。2007年にはフランキー自らが手を加えた「The Whistle Song Revisited」がリリースされ話題になったのは記憶に新しい。グラミー賞に初めて"最優秀リミキサー賞"が設立された1997年、フランキーはこの栄誉ある賞の初受賞者となった。また、現在シカゴ在住のフランキーだが、その音楽への貢献をシカゴ市から称えられ、2004年に8月26日が"フランキー・ナックルズ・デイ"とされ、フランキーの住む道路は"フランキー・ナックルズ・ウェイ"と名付けられた。自分の名前が地名になるアーティストが世の中に一体何人いるだろうか?フランキーの偉大さを語る上で最もわかりやすいエピソードの一つだ。現在Eric Kupperとのデュオ"Directors Cut"名義で作品を発表しヒットを飛ばしているが、待望の4枚目となるアルバムを制作中。加えて、イタリア、オーストラリア、アジア各国などで積極的に DJプレイもこなしている。