5歳でギターとトランペットを習い、オーケストラやブラス・アンサンブルで演奏するまでの技術を持つにいたるが、10代半ばからロックに傾倒し自分のバンドではアルバムをレコーディングし地元ベルギー国内をツアーするまでの人気バンドに成長。その後クラブカルチャーに触れポール・フォルダーの才能と情熱はダンスミュージックへと注がれるようになる。そしてジョン・ディグウィードに目を留められ、2001年『Apollo Vibes』のシングルをBedrockからリリースしグローバルシーンで一気に注目を浴びる存在に。その後もシングル数枚を同レーベルから発表後、Bedrockとしては異例のアーティストアルバムをリリース。アルバム『Zero Gold』は2年の歳月を費やされたコンセプチュアルな作品でダンスミュージックの枠を超えた、ポールの音楽背景、知識、技術、才能が結集された大作。ダウンテンポ、ムーディ、シネマティックな音風景を表現したこのアルバムからは日本でも人気のTVドラマシリーズ「CSI;科学捜査班」にライセンスされたほか、ポールの楽曲はこれまでにCMキャンペーンや映画サントラ(「StarkRaving Mad」)などに挿入曲として使用されている。今年に入ってからはMashtronic、Proton Musicレーベルからのリリースがあったほか、今後もBasswalkやデイヴ・シーマンのAudiotherapyからのリミックスやEPのリリースが予定されている。ポール自身のレーベルも準備中。