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TROY PIERCE

(M_NUS / USA)

2006年のシーンを代表するプロデューサー。リッチーと知り合う以前からの友人であるマグダ、マーク・ハウルとのユニット、ラン・ストップ・リストアや、ラウダーバッハ、スラックノイズなどの別名義でも良質なトラックを次々とリリースし、多くのDJ/アーティストより支持を集めている。シングルは全てヒットしているが、特に強力なベースと軽快なパーカッションにダークなヴォイスが絡む「25 Bitches」は数々のヴァージョンがリリースされ2006年を代表するフロア・ヒットとなった。UKのレーベル<アンダーライン>からのアルバム『Enemy Love』ではゴシックなテイストも併せ持つミニマル・テクノを展開し、DJからも、他ジャンルのリスナーからも高い評価を得た。リミキサーとしてもザ・ナイフ「Silent Shout」等をヒットさせその動向を皆が注目する存在である。又2006年はラン・ストップ・リストアとしての3人で、リッチーのアイデアもあり、<マイナス>傘下にレーベル<アイテム&シングス>を立ち上げ、本コンピにも参加のコンラッド・ブラックとの4人で「Spaceship&Pins」をリリース。元々DJ時にはジャンルに拘らずプレイしてきた彼らのセンスを生かして<マイナス>とは違ったスタイルの作品をリリースしている。今作ではMix CDも担当。<現在のマイナス>を代表するようなトラックと未発表曲を中心に選曲し、リッチーの『DE9』、マグダ『She’s a Dancing Machine』とはひと味違った世界観を聴かせている。