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HEARTTHROB

(M_NUS / USA)

2006年のテクノ界で最も注目を浴びたといっても過言ではないHEARTTHROB a.k.a. VIVIANNE PROJECTSのJESSE SIMINSKIは、1976年にアメリカ・ミシガンで生まれる。ミュージシャンの父と地元でレコードショップを経営する親戚の影響を受け、PRINCE、KRAFTWERK、LAID BACKなどを聴き少年時代を過ごす。90年代初頭に米国中部にあたるシカゴ、デトロイト、ミネアポリス、ミルウォーキーなどで行われたレイヴパーティーを駆け巡り、ミニマルテクノのパイオニアであるRICHIE HAWTINのサウンドと衝撃的な出会いを果たす。その後自らの音楽制作に精を出し、99年にはニューヨークへ移住、後にMAGDAとTROY PIERCEと知り合うこととなる。音楽制作と現代美術を両立しながらニューヨークのテクノシーンの一員として暮らす中、RICHIE HAWTINもニューヨークに活動拠点を移したため、彼との友好関係を築いていく。2003年にカナダ・モントリオールで行われたMUTEKでのMAGDAのDJセットで彼の音楽が初めてパブリックに披露され、後にMINUSの一員として迎え入れられることとなる。昨年にMINUSからリリースされた"BABY KATE"は、ミニマルテクノシーンの爆発的な人気のなか、その代表的なアンセムとして世界中でプレイされている。彼のサウンドは、実験的でありながら常に感情的であり、彼のライヴセットこそが現在のMINUSの中枢神経の一部であり、今回CLUB PHAZONでのプレイがアジア初のパフォーマンスとなることでも多くの期待を集めている。現在はパリに拠点を置き、FABRIC(LONDON), WATERGATE(BERLIN), VOLT (AMSTERDAM), BATOFAR(PARIS)などのヨーロッパ主要クラブにて勢力的に活動している。