多くのアーティストを輩出し、エレクトロニックミュージックのシーンにおいて近年注目を集めている南米、そしてカナダ。その両方のシーンで活躍し、プロデューサー/DJ/ライブアクトとしてブレイク寸前のErnesto Ferreyra。
アルゼンチン、2番目の都市であるコルドバで生まれ育ったErnestoは15歳でDJ活動を開始し、2000年にメキシコに移ってからプロとしての本格的なキャリアを歩むようになる。 クラブでのレジデントは勿論のこと、メキシコ各都市でのビーチパーティなどで頻繁にプレイし、2002年にはMUTEK.MXのプロダクションチームの一員として、企画・運営に携わるようになる。
やがて、カナダ、モントリオールに拠点を移してからはカナダ人アーティスト達の革新的なエレクトロニックサウンドに影響を受け、制作活動へと情熱を注ぐようになる。
05年にGuillaume Coutu-Dumontとの共同名義、Chic MiniatureとしてフランクフルトのレーベルRaum Musikから“Conexion Califa’ EP”をリリースし、プロデューサーとしてのデビューを果たしたErnesto。
06年にはMUTEK_Recから初のソロ作品もリリースしている。自身のルーツであるラテンは勿論のこと、民族音楽のリズム、ギターやハープのサンプルといった様々なテイストをclick/tech-houseのグルーヴと共にミックスしたErnestoのサウンドは実験的なダンスミュージックに仕上がっている。ライブアクトとしての活動も展開しており、06年末に参加した、MUTEK_PANAM Tourでは、チリとアルゼンチンにて、Akufen、Crackhaus、Deadbeatと並んで、ライブを敢行し、高い評価を獲得した。
また、07年に再びMUTEK Tourに参加し、ソロとして、またChic Miniatureとして、ブラジル、アルゼンチンにてThomas Brinkmann、Cabanne、Damian Schwartzといったアーティスト達と共演している。