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fish tone (Atsuhiko Nakatsubo)

1982年、ドイツの電子音楽に影響を受けエレクトロミュージックのキャリアを始
める。1986年、自身の音楽制作と共にエンジニア、プロデューサーとしても活動し多く
の作品の製作に関わる。1993年、既存の音楽流通とは別に、自らの作品の発表の拠点としてTTB studioを設立する。

ファッションショー、国体、舞台音楽を始めゲーム音楽、TVアニメーション等、幅広いジャンルの作曲を手掛ける。レトロカルチャーにも造詣が深く、特に60年代SF映画のサウンドトラックに強い影響を受ける、以降、黎明期の電子音楽をモチーフとする作品が多い。80年代後期から民族音楽と電子音楽などのクロスオーバーな作品も数多く発表してきた。サウンドシステムの殆どが70〜80年代のアナログシンセサイザーを中心に設備されており、PCを極力使用しない制作環境が大きな特徴となっている。

1999年、fish toneという別名義での活動を並行しAtsuhiko Nakatsuboと差別化を図ると共にあらゆるジャンルで数多くのREMIXを発表してきた。

2007年、アートギャラリーで開催されたライブイベントでは十数台のアナログシンセサイザーを駆使し、約一時間に及ぶインプロビゼーションを展開し反響を得た。また音楽以外でも60's文化のコレクターとしての活動も活発で莫大な数の玩具、資料を所有する。国内メーカー(コロムビア、クラウン)より自身のアルバムを3枚リリース。また、国内外のコンピレーションに作品を参加させている。