ドイツはマインツ出身の凄腕クリエイター、ブッチことビュレント・ギュルラーが2010年に続いて2回目となる<WIRE>参戦。2007年のデビューからわずか5年足らずで、すでに100作以上のリリースを誇る実力派であり、相棒のアミールと共同運営するレーベルBouq.をはじめ、Cecille、Cocoon、100% Pure、Acid Fuckers Unite (A.F.U.)、Trapez、Great Stuffといった人気レーベルで優れたクラブ・ユースな作品を続々発表している。彼の生み出すファンキーでハイファイ、ダイナミックなグルーヴは、幅広いDJにサポートされており、ドイツの有名なクラブ誌「GROOVE」での2010年及び2011年の年間ベスト・プロデューサー賞を獲得。またビートポートの年間アワードにも幾度となくノミネートされている。そんな彼が更なる飛躍を果たしたのは、昨年9月にリカルド・ヴィラロボスの主宰するSei Es Drumレーベルから放った二枚組ヴァイナル『Rawhide』のヒット。この作品ではブレイクビーツやディスコなどを巧みに取り入れた個性的なサウンドを作り上げ、これまでのファンのみならず、耳の越えたヘヴィリスナーまでをも唸らせた。またその続編ともいえるシングル「Butch’s Raw Beats Vol. 1」をレディオ・スレイヴのレーベルRekidsから翌月に発表。これらの成功により彼は完全に新しいステップを歩み始めることとなった。