Sebo Kはベルリンのダンスミュージックコミュニティの中で鍵となる重要人物である。彼は90年代前半にDJを始め、最初にAlec Empire's Bass Terrorで行われていたベルリンで初めてののUKブレイクビーツのギグで地盤を作り始めた。そして90年代中頃に入り、シカゴハウスとデトロイトテクノサウンドの出会いにより、彼の今のDJスタイルが築き上げられていった。その10年の変わり目の時、彼はベルリンの伝説的なクラブPOGOでのレジデントDJをスタートし、今ではベルリンのトップクラブWATERGATEのレジデントを務めている。トラックメーカーとしてもMobileeから2008年にリリースされた“Diva”や2009年にCécille Recordsからリリースされた“Saxtrack'によって彼は一躍シーンのトップに登り詰めたことは過言ではない。またWatergateのMix CDシリーズ第4弾「Watergate 04」はテクノ、ハウスシーンにおいて権威あるエレクトロニックミュージック情報サイト「Resident Advisor」が発表した、2009年のベストアルバム100枚を選ぶ特集記事にて11位に選ばれる等、彼がミニマルテクノとディープハウスの世界感を容易く架橋できることのできる一流のセレクターであることを広くオーディエンスに知らしめている。