2007年5月にDialから1stアルバム"Efdemin"をリリース。一方では、Bpitch Control、Dessous、Morris Audio、AUS、Brut!などのレーベルからリミックス作品を次々に発表、2007年はPhillip Sollmann a.k.a. Efdeminにとって一躍その名をシーンへと知らしめる年になった。彼の初期の作品はTheo Parrishの影響を強く受けたアブストラクト・ハウスへと焦点をあてていたが、アルバムリリースの頃から、彼の独特のディープな世界観を壊すことなくオールドスクールの香りを現代的にアレンジし、より機能的なアプローチへと変化させ、耳の肥えたテクノファンをも唸らせた。続けて2008年には、フランクフルトのテクノ総帥Sven Vathの主宰するCocoon Compilation Hへの参加をはじめ、自身初のMix CD となる”Carry on - pretend we're not in the room”をベルギーのCurle Recordingsよりリリース。
2010年には、Dialから2ndアルバム"CHICAGO"をリリースしResident AdvisorやDe:Bug,Groove Magazineといったエレクトロニックミュージックの名門メディアにおいて高評価を獲得。
その後Efdeminは、TobiasやDJ Kozeなどといったリリースのリミックスに参加し、満を持して2014年に3rdアルバム「DECAY」を完成させる。これまでのハウスグルーブからよりテクノやエキスペリメンタルへのアプローチ、そして京都に3ヶ月滞在中に完成したトラックを中心としたこのアルバムはまたもや各メディアから賞賛を浴びる。
深遠で精密な楽曲群をこまやかに折り重ねていく彼独特のDJスタイルは、あたかも感覚を呼び起こしていくかのようで、まさに覚醒的。聴く者を魅了し、中毒性が非常に高いといわれている。