ジャイルスピーターソンにもその実力を認められ、海外ツアーに同行するほか"New York City's 15 Hottest DJ's"に選ばれるほどの才能を持つDJ MONI。2007年にはCornerstoneとFader Magazineが制作する人気ミックスCDシリーズSuite 903(No.12)に初の女性DJとして抜擢され、昨年末には、日本でも雑誌LUIREとのコラボで、ミックスCD「LUIRE presents DJ MONI “Friends We Love”」をリリースした彼女。オリジナル作品は1曲も無いアーティストがこれほどまでに世界の注目を集めている理由は、その卓越したDJスキルに他ならない。
9歳の時にはじめてターンテーブルに触れ、ヒップホップ、ジャズ〜ハウスまでを愛し、独自のスタイルを築き上げてきたDJ MONI。彼女の卓越したミックスの技術と、ジャンルに捉われないエクレクティックな才能が注目され始めたのはNY移住後1998年「La Chaza」というレジデントパーティーを持った頃だろう。同パーティーではBob Sinclar、Spinna、JC (Amalgamation of Soundz)、Russ Jones、らと共演。噂を聞きつけたNYの著名クラブHighline Ballroomは彼女をレジデントとして獲得するとMONIはPaul McCartney、Mos Def、Talib Kweli、Greyboy All-Stars、Secret Machinesらのオープンアクトを務めLouie Vega、Kenny Dope、Osunlade、LTJ Bukem、SA-RA、Rainer Truby、Sarah McLachlan、Maceo (De La Soul)、N'Dea Davenport (The Brand New Heavies)と共演する。
2003年には女性オンリーのDJユニット Ubiquitaを結成。その直後、メンバーのRebornと共にヒップホップ演劇"Flow"の全米ツアーに参加。”Flow”はLA Times、Washington Postから絶賛されるほか、2005の Helen Hayes Theater Awardsにまでノミネートされた。
現在は、ジャイルス・ピーターソンが運営するレーベルBrownswoodのパーティーをNYで開催しながら、雑誌LUIREでコラムを連載中。今後の更なる活躍を期待したいアーティストだ!