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Inner films

最近のカバー・ブームのもと、あらゆる音楽がクラブ/ダンスミュージックへと変換されているが、そのなかでフロアで本当に機能する、時代を超え評価されるものがいくつあるだろうか。
そんな不安を感じてしまういま、それを完全に払拭、ダンスミュージック・ファンを安心させてくれる一作、それがこの「Inner films 70’s」である。
70年代の名画のサントラをカバーする本企画。ここには、アーム、プリンス・トーマス、モーリス・フルトンと一筋縄ではいかない国外アーティストから、福富幸宏、Hideo Kobayashi、Tokyo Black Starといった国内のシーンを牽引する実力派。さらには、BRISA、FOOG、Shigeru Tanabu、Keigo Tanakaら気鋭まで、いずれも一心にダンスミュージックに心を捧げる硬派な面々が参加。この並びからでもその真摯な内容がわかっていただけるだろう。テック〜ミニマル、ハウスを基本にしながら、様々なサウンド、それも世界基準かつ最新のダンスミュ−ジックが詰まっているのだ。
そんな本作を紹介すべく、今回はこの企画の発案者でもあるTokyo Black Starの熊野功雄。そして福富幸宏、Hideo Kobayashiと3者に集まっていただき鼎談を行った。