ザ・シェイプシフターズは、サイモン・マーリンとマックス・ライクによるロンドンのDJ/プロデューサー・デュオであり、長い間ロンドンのクラブ<AKA>で「Nocturnal」というパーティーを主催しながら、ローラ・マーリンと共に<Nocturnal Groove>というレーベルも運営している。もともとパーティー・ピープルの心を持つ二人が出会ったのは、サイモンが当時働いていた<Down Boy>というレーベルがマックスと契約を交わしたことがきっかけだった。音楽的には、サイモンはハウスへの熱意を80年代末から90年代初頭のダンスフロアで育み、一方マックスはテクノへの情熱からプロダクションを始め、地元のヨーテボリ(スウェーデン)でレイヴを行うなどしながらその腕を磨いてきた。そして今二人は一緒に、「クラブ・ミュージック」と呼ぶに相応しい音楽をプレイし、制作している。ファンクとソウルの要素を取り込み、ダークでテッキーなエッジも効かせたアンダーグラウンドなハウス。 2008年、彼らは新たに<Defected>に籍を移し、それまでのメインストリーム・ラジオやチャートのためでなく、クラバーたちのために音楽を作ることが出来るようになったことを大いに喜んでいる。「僕たちは、これまでの功績にとても誇りを持っている。クリスティーナ・アギレラの「Ain't No Other Man」のリミックスが『USBillboard』のダンス・チャートでトップになったことや、キャンディ・ステイトンの「You Got The Love」が『MusicWeek』のクラブ・チャートで一位になったこと、そしてジョージ・マイケルの「Flawless」のリミックスをやったことなどね」とその一部についてサイモンは語っている。「僕たちのデビュー・シングルである「Lola's Theme」はUKチャートで一位になり、アルバム『Sound Advice』からはさらに3曲がトップ20に入った。でも、<Positiva>で2枚目のアルバム制作にとりかかったとき、自分たちがスタジオでやっていることが、実際にプレイしているものからどんどん遠ざかっているような気がして、しっくり来なくなってしまった。僕たちのホームはダンスフロアだから、自分たちの曲もそこで楽しんでもらえるものにしたい。結局のところ、僕たちが本当に幸せだと感じるのは、生バンドから離れてルーツに立ち返り、週末のダンスフロアを爆発させる音楽を作ることなんだ……」
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