「2007年は驚きばかりの1年だった。色んなことを達成できたことを誇りに思っているよ。」
デビューを振り返るJ.ホリデイは現在25歳。シングル「ベッド」で全米R&Bチャート1位を記録、続くデビュー・アルバム「J.ホリデイ (原題:Back of My Lac')も全米R&B1位、80万枚を売り上げる大ヒットとなった。BET及びアメリカン・ミュージック・アワードで「最優秀男性 R&Bアーティスト」、そして第51回グラミー賞「ベスト・コンテンポラリーR&Bアルバム」にもノミネートされる。
「仲間にリスペクトしてもらえてありがたい。自分がいいと思っている音楽を評価されて純粋に嬉しいんだ。」
2007年から2008年にかけてはぎっしり埋まったスケジュールであった。Rケリーのダブル・アップ・ツアーにNe-Yoやキーシャ・コールと共に参加、初の来日、そしてトレイ・ソングスとのジョイント・ツアー。そしてヒップホップ界の横綱ファット・ジョーのヒット・シングル「アイ・ウォント・テル」にも参加を果たす。
「はじめての経験ばかりだったけど、すべて楽しんだよ。ステージが大好きだからね。ダブル・アップ・ツアーではまず俺がパフォーマンスやって、その後客席にいってRケリーとキーシャ・コールとNe-Yoのライブを観るんだよ。ファンなんだよね!ステージを観てメモをとったりもしたよ。」
リード・シングルは「イッツ・ユアーズ」について、
「J.ホリデイはどうやら恋してるみたいだよ(笑)」
と冗談まじりに本人は言う。
アルバム「ラウンド2」については、
「このアルバムで成長した俺を感じてもらえると思う。デビュー・アルバムにはないタイプの曲がいっぱい入るよ。俺は今も成長の過程だし、作る音楽がいつも同じでありたくないんだ。」
ミュージシャンとして第一歩の成功を成し遂げ、社会に貢献することも考えているようだ。
「ホームレス問題のキャンペーンに取り組んでいるんだ。基金をはじめようと具体的に動き出している。この問題って結構ほったらかしにされていてずっと気になっていたんだ。解決するために、俺にも何か協力をできればと思っているんだ。」
このキャンペーンのTVコマーシャルにも出演する予定だ。本人は「君にベッドをささげるよ。bed, bed, bed♪」というコピーを提案したが、さすがにこれは却下されたとのこと。
「音楽業界にずっぽり入って色んな視点を養えた。とはいっても、まだ新参者だし、今も初めてのことばっかりだよ。人のこと気にしていてもしょうがないから、自分らしく音楽を伝えていきたいって思っている。