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Jerome Isma-Ae

ドイツ・ミュンヘン出身のプログレッシブハウスのDJ/プロデューサー。彗星のごとくシーンに現れ、Beatportのデジタルダウンロードにおいて数あるリリーストラックが過去3年ベストセールスにノミネートされるなど、一挙に世界中の注目を浴びることとなった。
 普遍的な王道のハウステイストを保ちつつも、各時代のダンスフロアが欲するタイムリーなサウンドで表現したシャープなトラックをリリースし続けてきた彼は、ダンスミュージックファンの中で、間違いなく東京初公演を熱望する声が最も多いアーティストである。
小学生の頃にはすでに楽曲制作をスタートさせていたという天才的な素質。その後15年に渡り彼を取り巻いてきた音楽環境がいかに素晴らしいものだったかは、トラックの中に凝縮された幅広い音楽性とハイエンドと呼べるクオリティ/サウンドプロダクションの高さに支えられたその「世界観」で感じ取れるはずだ。「音楽の多様性というのは魂がいかに感受性に富んでいるかということなんだよ」と本人がいうように、一流の語り手から放たれる楽曲はどれも、素晴らしい物語を紡ぎだしてくれるのだ。
モンスターヒットとなった'Push The Feeling On'のリミックスは02年USAとドイツのビルボードの1位を飾り、Guru Josh ProjectのInfinity 2008のリミックスは04年にダンスフロアを最も盛り上げたアンセムトラックとしてUKだけでなく、オランダやフランスのクラブチャート1位を独走し続けた。さらにオーストラリアとドイツにおいてはゴールドディスクを授与されるなど世界中で話題を独占。その後Amanda MusicやMinistry of soundでも優秀なトラックを次々とリリースし、'Underwater Love'においてはBeatport Music Awards 2009にて、Best Chill Out Trackの称号を授与されるなど、すでに数々の金字塔を打ち立てている。