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Steve Lawler

17年を超えるキャリアを持ち、未だなお進化し続ける重鎮、Steve Lawler。ダンスミュージックの聖地であるイビサのスーパー・クラブ (Space) にて7年間レジデントとして活躍し、「King of Space」の称号を受けた、唯一のDJである。とかく{プログレッシブ・ハウス}のDJ・プロデューサーとして誤解されやすい彼だが、ここ数年の活躍はそのジャンルの枠を大きく飛び越えている。現在シーンで最も注目されるDubfireのレーベル<Sci+Tec>からリリースされた、"21st Century Ketchup"や、Josh Winkのレーベル<Ovum>よりリリースされた "Femme Fetale" は、新たなダンスミュージックの可能性を示唆するものであると同時に、大ヒットを記録。彼自身のレーベル、<VIVA Music>からは、独自の嗅覚でSimon Baker、Audiofly、Presslaboys、Bearweasal、Livio & Roby等のアーティストを発掘し、そのリリースはLaurent GarnierやCarl Craig等の著名{テクノ}DJからも熱いサポートを受けている。<VIVA Music>ブランドは、イベントとしても大成功を収め、イビサの (Pacha) を皮切りに、世界中のフェスティバル、クラブにて開催。ジャンルという小さな枠組みが、崩壊しようとしている現在、SteveのDJ・プロデューサーとしてのキャリアは、最もエキサイティングな時期にさしかかっているのではなかろうか。彼の{ハウス}、{テクノ}、{エレクトロニカ} に対する情熱は、一般的な枠組みを軽く飛び越えてしまう。そして、彼の音楽を通じて伝えようとしているメッセージは、今までで最も明確である。テクニック、そしてクリエイティブな観点から、常に境界線を切り開いてきた開拓者、Steve Lawlerの活躍から今後も目を離すことはできないだろう。