Martin Buttrichは典型的な寡黙なスタジオアーティストであり、あらゆる形の音楽を魅力的に変えてしまう。[Planet E]、[Four:Twenty]、[Cocoon]、[Poker Flat]、[Nervous]そして[Desolat]とシーンの中で影響力のあるレーベルの中でも更に際立った存在だ。Loco Diceとともに、Time WarpやCreamfieldsといったビックフェスティバルをはじめ、Fabric (London)、Womb (Tokyo)、Cocoon (Frankfurt)、Panorama Bar (Berlin)、Amnesia (Ibiza)など世界中でDesolat Experienceというパーティーを開催し数多くのオーディエンスを魅了してきた。エレクトロミュージックへの関心はポストSummer of Love、90年代のベルリンやハノーバーでクラブから始まる。18歳でDaniel Brossと共にX-Rotationとして製作に携わり始め、これがのちのプロジェクトRhythm Assault、Sounds of Lifeそして、Andy BolleshonともにおこなったPhunk Diggazと繋がっていく。90年代半ばごろからはPeppermint Jamディストリビューションで勤務し始め、その同僚Timo Maasとともに楽曲製作を開始、ビルの地下にはじめてのスタジオを作った。後年2人でのパートナーシップはMadonna、Muse、Fatboy Slim、Josh Wink、Green Velvetなどを含む100タイトル以上の楽曲やリミックスを手がけることとなる。ButtrichはファンクのレジェンドBootsy Collinsをプロデュースする一方でTom Jones、Kelis、Moloko、Depeche Mode、Placebo、Yello、War and Roger Sanchezなどの数多くのアーティストもサポート、コラボレーションしていく。Timo Maasと共に製作したAzzido Da Bass「Dooms Night」のリミックスはUKのチャートトップ10に輝き、1997年、何人からのミュージシャン達共にドイツ、ハノーバーに自身のスタジオTimetoolsを設立、2003年にはTori Amos の「Don't Make Me Come to Vegas」のリミックスを手がけてグラミー賞にもノミネートされた。そしてもう一つの音楽サイドのパートナーの鍵となるのがLoco Diceである。2006年から2007年にかけての1年半、彼ら二人はニューヨークで一緒に時間を過ごし、レーベル[Desolat]が産まれた。2011年から継続的にツアーを行いながら、[Desolat]からのEP「Fire Files」やMarco CarolaやLee Curtisのリミックスなど常に目を見張はる作品を手掛け続けている。現在はLAを拠点に2ndアルバムの製作に取り組んでいて、同時にJazzをメインとしたThe Stoned Autopilotというプロジェクトにも力を入れている。